since 1997

週刊ハーツ

2022.05.21

05月21日 YBC-67戦 13-3

2022年5月21日(土)15:00~17:00
上井草スポーツセンターB面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs YBC-67】

H 052 15  13
Y 012 00    3

投:住吉〔勝〕
捕:綿貫-筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:兵藤(ハ)

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)住吉【 1 】
 4 (捕)綿貫【14】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (左)土屋【13】
 7 (一)高松【49】
 8 (二)筒井【18】
 9 (右)兵藤【23】
10(指)角田【 3 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(2勝目となる完投で、チームを5連勝に導く!)
殊勲賞=兵藤(満塁の場面で、勝負強い2点タイムリー二塁打!)
敢闘賞=久原(チーム唯一のマルチ安打に、2盗塁・2得点)
敢闘賞=角田(5回のチャンスにセンターへのタイムリー)
技能賞=綿貫(依然、好調維持。センターへクリーンヒット)
技能賞=高松(復調の兆し。レフトへ鋭いライナーヒット)
守備賞=土屋(初回のピンチにレフトから低い送球で本塁補殺)
守備賞=横井(2人前の送球ミスを取り返す、5C3のダブルプレー)
守備賞=久原&矢野(最終回最後のアウトは、中遊捕の見事な中継)
山山賞=兵藤(ソックスを忘れるが、二塁打・2四球で出塁率10割)

試合動画

 4月23日以来のYBC-67戦。球場、時間帯、面も同じでの再戦。当然、YBCさんはリベンジに燃えてくる。南海ハーツはその闘志を止められるか。先発はYBCが炎のマサカリ投法・菅野投手〔左〕、ハーツが前週に柵越え本塁打を放ち乗っている住吉〔中〕。1回表、2番の矢野が振り逃げで出塁し三塁まで進むも無得点。その裏、無死二三塁、3番・吉竹選手のレフトフライで、三塁ランナー佐藤選手がホームを狙うが、土屋左翼手が低目に伸びる好返球。綿貫捕手もがっちりキャッチし、タッチアウト〔右〕。初回から守備陣が住吉を助ける。

 試合が動いたのは2回表。二死満塁で、晴れて正式入団が決定した角田〔左〕が左打席に。しっかり振った打球はセカンドの右に転がる。追いついたが、弾いてしまい、この間に2者が生還。ラッキーボーイ的な一振りでハーツが先制。続く1番・久原は三遊間を鋭く抜けるヒット〔中〕。再び満塁とすると、矢野の押し出し死球で3点目。住吉〔右〕は強烈なゴロを放つがショートは腰を落としてキャッチ、二塁フォースアウトと思われたが送球が逸れてしまう。この間にさらに2者が返り、ハーツはラッキーも重なり5-0に。

 点を取った直後に相手を抑えることは勝利の鉄則。それを実践したい住吉だったが、2回裏の先頭打者・大島選手を歩かせてしまう。その大島選手は二盗後に、捕手から投手へ返球される一瞬の隙を見逃さず、三塁を陥れる〔左〕。ここで8番・金子選手〔右〕がライトへライナーヒットで、YBCが反撃開始。

 さあ、ここで差をつけたいハーツは3回表、二死から3死四球で満塁とし、9番・兵藤が打席へ。還暦試合でも対戦した菅野投手のボールにアジャストすると、鋭い打球がセンターの左を抜け、貴重な2点タイムリー二塁打となる〔左〕。この時、走者一掃を期待し、懸命に走る一塁走者の筒井に、サードベースコーチの平(久原)は、本塁突入の指示。しかし俊足の自分の脚で計算してしまったか、タイミングは完全にアウト〔右〕。ここはご愛嬌だったが、スピード感ある?野球で、ハーツベンチは盛り上がる。

 点差をつけられて黙っているわけにはいかない。3回裏のYBC打線は二死から、2番・若林選手〔左〕、4番・吉竹Jr.選手〔中〕にヒットが出て2点を返す。スコアは7-3となり、まだまだどうなるかわからない展開に。ここで5番・大島選手の放ったフライは、二塁手と投手の間あたりに飛ぶ。この日はセカンドとして出場していた筒井が前進前進で球際強くキャッチ〔右〕。さらに点が入っていたら、2回のハーツのようにビッグイニングとなった可能性もあり、相手の勢いを止めた好守備だった。

 4回表からYBCはコントロールの良い吉竹投手〔左〕にスイッチ。一死から久原〔右〕が泳ぎながらもショートの前にゴロを転がし、俊足を生かして内野安打に。すかさず二盗、三盗を決める。

 ここで矢野〔左〕がレフト線にしぶとく落とすヒットを放ち、平が生還。この1点も大きかった。そして陰の首位打者(規定打席未満)、4番・綿貫〔右〕がこの日もセンターへクリーンヒット。先週に続き、どの打順からでもヒットが出る状態を維持できている。

 5回表のハーツはこの回先頭の高松〔左〕がレフトへ完璧なライナーヒット。第1打席でもしっかりミートした打球をレフトに飛ばしており、この一打をきっかけにさらに打撃の調子を上げてほしい。続く筒井〔中〕もファーストへ内野安打。ダブルスチールの後、兵藤が四球を選び無死満塁。ここで10番・角田に打席が巡る。2回に続き、角田〔右〕に回るとビッグイニングになる“持ってる男”が放った打球はふわりと上がり、センターの前に落ちる。しっかり打点を挙げ、チームに貢献。

 ハーツの攻撃はまだ続き、矢野〔左〕、住吉〔中〕が連続犠牲フライ、5番・横井〔右〕がライトへ2点タイムリーで、5得点。13-3とし、試合を決めた。特にこの回の得点シーンはすべてセンターから右への打球。ボールを最後まで見てスイングした各打者の意識が結果に表れたといえる。

 ハーツ先発の住吉は最終5回もマウンドへ。俊足・萩原Jr.選手のサードゴロを処理した横井の送球が浮いてしまい、先頭バッターが出塁。四球で無死一二塁となるが、汚名返上したい横井が、1番・佐藤選手のサードゴロで、三塁を踏み懸命に一塁送球〔左〕。これがダブルプレーとなり、あとアウト一つ。しかし粘るYBCは、若林選手がなんと猛打賞となるセンターへのライナーヒット〔中〕。二塁ランナー小美濃選手がホームを目指すが、センターの横を抜けるかという打球に久原がグラブの先で追いつき、すかさずショートに返球。そしてピッチャーの肩を持つ矢野がダイレクト送球、見事な連係プレーで得点を防ぎ、試合終了〔右〕。

 2勝目を挙げた住吉が試合後に語ったように、この日は野手が投手をよく救った。兵藤の還暦試合以来、投打が噛み合っているハーツはこれで5連勝。今シーズンの戦績を7勝4敗2分とした。次週はGリーグ第3戦(あしたば戦)。もちろん簡単に勝たせてくれる相手ではないが、この良いリズムを保ち続けて、リーグの連勝も積み上げていきたい。

文責【6】

コメント

コメントフォーム

表示:PC