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週刊ハーツ

2022.02.26

02月26日 あしたば戦 1-14

2022年2月26日(土)15:00~17:00
J&Sフィールド(ビジター)
フリーマッチ
【あしたば vs 南海ハーツ】

H 000 100    1
A 321 710x 14

投:矢野〔負〕-住吉-小西
捕:筒井-横井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:矢野(ハ)、安藤2(あ)、恵美(あ)

 1 (中)久原【24】
 2 (一)高松【49】
 3 (二)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (遊)住吉【51】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (左) 森  【 0 】
 8 (右)藤本【 5 】
 9 (投)矢野【32】
10(指)兵藤【23】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=兵藤(打線全体が苦しむ中、チーム初安打を記録)
技能賞=なし
守備賞=高松(ファーストで前方のフライをダッシュよく好捕)
守備賞=久原、小西、住吉(右中間深いところから好中継で打者走者を二塁に刺す)
山山賞=なし

試合動画

 いよいよハーツの結成25年目となる2022年の戦いが始まった。今季のハーツは筒井新監督が誕生。その第1戦とあって、若手組を中心に10選手が集まり、気持ちも新たにスタートを切った。
 筒井新監督は、「監督・四番・捕手」と、かつてのノムさん(知ってる人はほとんどいないかもですが、南海時代です)張りの陣頭指揮スタイル。ほぼ昨年に近いオーダーでの船出となった。

 しかし、冬の間も休むことなく活動するあしたばは、約2カ月のオフ後の初戦の相手としてはちょっと厳しかった。ハーツは今季も投手陣の軸と期待される矢野〔中〕が先発したが、初登板とあってかもう一つ制球がまとまらず、初回に4四死球に失策が絡んで3失点、2回には四球の走者をヒットでかえされる流れとなって2点を失った。

 ただそんな中、2回には守備で好プレーが続いた。無死二塁から尾崎選手〔左〕の右中間安打で1点を失ったが、右中間深くで追いついたセンターの久原から小西がつなぎ、最後は住吉がショートバウンドをうまくキャッチして素早くタッチ、打者走者を二塁に刺した〔中〕。このあたりは、セカンドに小西を置く新監督の守備の構想の効果ともいえるか。その後にも、ファーストの高松が前方の小フライをダッシュよくキャッチする好プレー〔右〕が出た。

 一方、ハーツ攻撃陣は、やはり初戦とあってか、あしたば先発の長堂投手〔左〕の速球と変化球の前に立ち上がりはほとんどいい当たりを飛ばせなかった。そんな中で、ようやく3回、沈黙を破ったのが、ラストバッターの兵藤だ〔右〕。ライト前に落とし、今季チーム初安打を記録。

 これで少し楽になったハーツは、4回に高松〔左〕の内野安打を足場に、二死一、三塁から住吉の二盗で悪送球を誘い、三走がかえってこのゲーム唯一の得点。5回、6回には矢野〔中〕が二塁打で、また筒井〔右〕も鋭い右打ちで今季初安打を記録した。

 ハーツは3回からは住吉〔中〕がマウンドに上がったが、やはり初登板のうえにやや厳しい判定もあってボールが先行、さらに深い人工芝で打球の勢いが死んでしまう球場に守備陣が対応しきれなかった面もあって大量失点を喫した。

 ゲームはそのままの流れで終わり、点数から言えば、前半で勝負あり、というゲームになってしまったが、ただこの日に関して言えば、調整具合の差が出てくるのはある程度は織り込み済みでやむなきこと、という部分もあった。点差がついても森や久原ら守備陣からの声が途切れることはなく、終盤2回は3番手の小西〔中〕が1失点で踏ん張るなど、最後まで全員が気持ちを切らせることなく前向きに戦う姿勢は見えていた。気持ちの上では、この日の出場メンバーは間違いなくシーズン中モードに入れたはず。決して大敗だからと今季を悲観する必要はないだろう。

 あとは、それぞれが状態を上げ、どれだけ動きを取り戻してこられるか。次はそれぞれに、投・攻・守に初戦とは一段違ったものが出てくるはず。次戦こそは、それを結集して、なんとか新監督に初勝利をプレゼントしたいところだ。

文責【5】

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