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週刊ハーツ

2022.03.05

03月05日 エースハンターズ戦 6-2

2022年3月5日(土)12:00~14:00
東調布公園(ビジター)
フリーマッチ
【エースハンターズ vs 南海ハーツ】

H 022 002|0  6
A 000 020|x  2

投:小西〔勝〕-矢野-高松-住吉
捕:筒井-横井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:住吉(ハ)、小西(ハ)、【5】(エ)

 1 (中)土屋【13】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (一)高松【49】
 6 (二)住吉【51】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (指)兵藤【23】
 9 (左) 森  【 0 】
10(右)藤本【 5 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(投げては先発で2回無失点の好投、打っては持ち前の長打力発揮の2点二塁打)
敢闘賞=横井(今シーズンはチャンスに強い!2安打2打点の活躍)
敢闘賞=住吉(連打の口火を切る二塁打に好走塁も光る。投げては抑えで1回無失点の好投)
敢闘賞=森(若手最年長はしぶとく2安打。『全員4打席』に貢献)
技能賞=兵藤(2回表、右中間へ適時打。技だけでなく力強さもあった強烈な一打)
技能賞=矢野(ライトへの技あり安打。無四球2イニングピシャリと巧みな投球)
守備賞=住吉(慣れないセカンドで3つのゴロ処理。不規則な打球にもキッチリ対応)
山山賞=なし

試合動画

 筒井新監督体制での初勝利だ!南海ハーツは3月5日、大田区の東調布公園でエースハンターズと対戦。投げては小西-矢野-高松-住吉の「投の四本柱」が機能。打線も10安打を放ち先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を重ねる理想的な試合運びを見せ6対2で今シーズン初勝利を飾った。 
 1対14。2月26日、Gリーグのライバル・あしたばに完敗してから1週間後、ハーツは投打で見違えるような姿を見せた。 

 先発はあしたば戦で1回2/3自責0と奮投した小西〔中〕。1回裏、味方失策などで二、三塁に走者を背負うも、伸びのあるストレートを軸に2三振を奪う力投でピンチを切り抜ける。さらに2回も振り逃げを含む2奪三振。球威も十分で相手にフルスイングを許さず、2回無失点と躍動した。 

 一方、前試合で散発4安打と力を出しきれなかった打線は2回表、相手投手の制球の良い投球に1~5番まで連続で抑えられていた。しかし、6番・住吉が沈黙ムードを打ち破る。今季自身初安打となるレフトへの二塁打〔1左〕でチャンスを作ると、続く横井〔1右〕のレフトへのクリーンヒットで二塁から快足を飛ばし先制のホームを踏んだ。さらに横井が暴投で二塁へ進むと、8番・兵藤〔2左〕が右中間へ力強い打球を運び追加点。続く森〔2右〕もこの流れに乗り、レフトへのポテンヒット。この回、4連打と、下位打線が奮起し2アウトから2得点を挙げてみせた。


 3回表も矢野〔1左〕、筒井〔1右〕のライトへの安打に高松の四球で一死満塁とすると、ここでも住吉〔2左〕が俊足を発揮しショートへの適時内野安打。さらに横井〔2右〕がライト前へこの日、2打点目となるタイムリー。この回も2点を挙げ序盤を優位に進めた。


 4対0でリードの3回裏、筒井監督は好投の小西から矢野〔左〕にスイッチ。その矢野は効果的にゴロの山を築き、2イニング連続の「三人斬り」。打者6人を無安打に抑える完璧なリリーフで前回の6四死球5失点を払拭するかのようなピッチングを見せた。5回からは、高松〔右〕が今年初のマウンドへ。持ち前のテンポの良い投球で幸先よく2アウトを奪うも、その後4安打を絡められ2失点。さらに一打、逆転の二死満塁の窮地で相手の四番を迎えるも、ここは百戦錬磨のベテランが意地を発揮。レフトフライに打ち取り、逆転は許さなかった。 

 4対2と詰め寄られた6回表。相手の追撃ムードを断ち切りたいハーツは、この回先頭の藤本が四球を選ぶと1番・土屋も敵失で出塁し一死二、三塁の好機を作る。ここで3番・小西〔左〕がレフトの頭上を越える二塁打を放ち、藤本、土屋が生還。貴重な2点タイムリーとなった。その裏は住吉〔右〕が鋭いスイングを見せる相手打線に2安打1四球を許し一死満塁のピンチとなるが、ここから投ゴロ、三振と後続を断ち、無失点に切り抜けた。 

 試合は7回表のハーツの攻撃で終了。盤石な投手リレーに打線も10安打6得点。先発10人全員が4打席に立てるという理想的な試合展開でハーツは筒井監督体制で初勝利。投打だけでなく今回は、守備起用でも好材料を得た。 
 中でも住吉の二塁起用が成功。投手以外は三遊間を守ることが多い住吉だが、この試合は3つのセカンドゴロをさばいてみせた。前回のあしたば戦は小西が「強肩二塁手」として中継プレーで走者を刺しているだけに、セカンドを誰が守るかも、今後の楽しみになってきそうだ。 
 さらに6回裏、サードに就いた矢野が三塁線の当たりをバックハンドで好捕し、難しい体勢からノーバウンド送球でアウトを取る好プレーを披露。横井、住吉、高松、小西ら激しい正三塁手争いに名乗り出る形となった。そして外野では土屋が4回裏、判断よく後方のフライを好捕したことに加え、2度、センターゴロを狙いに行くチャレンジ精神でチームを勇気づけた。 

 「ピンチを背負いながら決定打は許さない」、「2アウトからでも得点を奪う」など好チームを相手にも粘り強さを見せたハーツ。派手に勝ち、派手に負ける浮き沈みの激しい戦いもチームの魅力の一つだが、こういった巧みな試合運びができることも、今後の自信にしていきたいところだ。

文責【0】

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