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週刊ハーツ

2021.11.06

11月06日 TEAMシゲル戦 8-5

2021年11月6日(土)13:00~15:00
東台B面(ビジター扱い)
Gリーグ第8戦
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 116 0  8
S 400 1  5

投:住吉〔勝〕
捕:筒井

本塁打:最上(シ)
三塁打:なし
二塁打:住吉(ハ)

 1 (遊)矢野【32】
 2 (中)土屋【13】
 3 (一)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (投)住吉【51】
 6 (左)松尾【17】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (指)藤本【 5 】
 9 (右)山口【31】
10(二)綿貫【14】

 (見学)兵藤【23】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=住吉選手(南海ハーツ)
 優秀=筒井選手(南海ハーツ)
 優秀=最上選手(TEAMシゲル)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(先制二塁打に、投げても2回以降は外野まで打たせず完投)
敢闘賞=筒井(3回に反撃の適時打)
技能賞=山口(ファウルで粘って勝ち越しの押し出し四球選ぶ)
技能賞=藤本(暴投逃さず進塁し反撃の1点につなげる。同点押し出し打点も)
技能賞=綿貫(好守に阻まれるが実質適時打の打点)
守備賞=矢野(4度の守備機会で安定感抜群)
山山賞=なし

試合動画

 ハーツにとっての今季Gリーグ最終戦。今季は3勝4敗とすでに優勝の可能性はなくなっているが、来季につなげるためにも勝率5割には乗せたいところ。TEAMシゲルは勝てば優勝の可能性が残るという条件での戦いとなった。

 この日のハーツは、主砲・小西が欠場となったが、久しぶりに参加の松尾を含めた10選手に加え、先週に続いて兵藤が参加、試合前には軽くキャッチボールを行うなど、元気な姿を見せてくれた。

 試合は、1回表、敵失で出た土屋〔左〕が最上捕手の強肩をかいくぐって二盗を決めるなど、二死一、二塁と好機を作ると、住吉〔右〕がレフトに二塁打を放ってハーツが先制。

 しかし、ハーツ先発の住吉〔左〕は、初回は厳しいストライクゾーンもあって制球がまとまらず、最も警戒すべき打者の最上選手の前に2四球で走者をためる苦しい展開。一死一、二塁で迎えた最上選手はセンターへ鋭い当たり〔右〕。土屋が落下点に入ったかと思われたが、この時刻は秋の西日がセンターラインにちょうど重なってしまう悪条件。いつもは好守の土屋も捕球できず、ボールがそれる間に逆転3ランとなってしまう。シゲルはこの回、さらに1点を加えて1対4となった。

 リードを許したハーツだが、間をおかず反撃に移る。2回、一死から藤本が四球で出ると、内野ゴロの間に二進、打者・綿貫のとき、暴投の機を逃さず三塁を陥れる。ここで綿貫〔左〕はショートへ鋭いゴロ。相手の好守に阻まれたが、この間に藤本〔右〕がかえって2点差。

 さらに3回、ハーツは先頭の土屋が四球で出て二盗、高松も四球でつないで無死一、二塁。ここでこの日四番に入った筒井〔左〕が中前に適時打し1点差。続く住吉も四球で無死満塁と好機が続く。後続が2人倒れて二死となるが、続く藤本〔中〕はカウント0-2から冷静にボールを選んで同点の押し出し。なお満塁で打席には山口。山口〔右〕はフルカウントからファウル3球粘って押し出し四球をもぎ取り勝ち越し。さらに綿貫、矢野、土屋も押し出しの四死球を選んでこの回ハーツは一気に6点を挙げた。

 住吉は2回以降は立ち直り、変化球をうまく使って相手打線に一本も外野まで飛ばすことを許さず。しかし4回裏、3四球に失策も絡んで押し出しで3点差、なお満塁で四番の最上選手を迎える大ピンチとなった。
 しかしここで、バッテリーの配球が1回とは違う結末を導き出す。カウント1-2からの4球目、フロントドアの変化球で見逃し三振。この場面でのフロントドアはコントロールが狂えば長打もあるだけに冒険だが、相手の予想を完全に裏切ったことでピンチ脱出の切り札となった。(無論、四番の前に走者をためないことがまず大事だが)、ピンチでの思い切った配球が好結果を生んだと言える。

 ハーツは8対5で逆転勝ち。この日はヒットは2本のみであり、相手投手の制球の乱れに乗じての逆転劇ではあったが、先制を許してもしっかり守って丁寧に点差を詰めておけば、こういう展開が手にできることもある、ということが証明されたゲームではあった。ハーツは勝率5割で今季のGリーグは全日程を終了。来季はあと1つ、2つと星を伸ばして優勝争いに絡んだ終盤戦を迎えられるようにしたいものだ。

文責【5】

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