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週刊ハーツ

2021.11.13

11月13日 TEAMシゲル戦 3-15

2021年11月13日(土)15:00~17:00
萩中公園(ビジター)
山口信行選手還暦記念試合
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】

H 001 02   3
S 124 8x  15

投:山口〔負〕-矢野-住吉
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:矢野(ハ)
二塁打:松平(シ)、最上(シ)

 1 (投)山口【31】
 2 (遊)住吉【51】
 3 (一)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (左)松尾【17】
 7 (指)矢野【32】
 8 (二)藤本【 5 】
 9 (右)綿貫【14】
10(中)宮本【19】
11(指)太田【16】
12(指)兵藤【23】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=山口(走攻守、全てにおいて、らしいプレーで盛り上げる!)
敢闘賞=兵藤(休養明け初戦から、しっかり出塁し、しっかり走った)
敢闘賞=渡部(試合・祝賀会には参加できずも、横断幕と記念品でチームを鼓舞)
技能賞=矢野(チーム唯一の長打は見事。ロングリリーフでも貢献)
技能賞=敬三(登録名を変更し心機一転、三宝を敬うごとく、走攻守で頑張ってほしい:高松監督談)
技能賞=住吉(守乱に心折れず、よく投げた。カメラマンとしても、山口さんにフォーカス)
守備賞=松尾(球際の強さは相変わらず、チーム随一)
山山賞=藤本(相棒の記念試合で、相棒以上の存在感を発揮)

試合動画

 本日は山口信行選手の還暦記念試合。前週に対戦したTEAMシゲルさんが快く球場を提供してくださり、天気も良く、楽しく開催することができました。

 1番・投手として登場した山口〔左〕は、試合開始と同時にバッターボックスへ。そして積極的なスイングで、ヒットを狙う。惜しくも先頭打者出塁はならなかったが、山口劇場はここから。先発のマウンドに登った山口は初球をストライク〔中〕。守備陣の期待も高まる。奪三振は夢に取っておき、打者一人に四球を与えたところで〔右〕、矢野にマウンドを譲る。

 代わった矢野〔左〕の心意気も嬉しかった。「山口さんに自責点をつけないぞ」。その気持ちが伝わったのか、2番打者の打球は、ファーストに入った山口のもとへ〔右〕。落ち着いてキャッチし、自ら一塁ベースを踏んだ山口がこの日最初のアウトを取る。その後、先制を許したものの、主役の山口を中心に試合は展開していく。

 2回表のハーツは、シゲル先発の小松投手から、7番・矢野〔左〕がセンターのグラブの先を越す大きな飛球で、俊足も活かし三塁打。この日、ハーツ唯一の長打を放つが得点ならず。その裏のシゲルは一死三塁から、8番・小松選手がレフトとショートの中間にフライを放つ。ここで球際に抜群の強さを発揮するレフトの松尾が長い距離を走りに走り、ぎりぎりで追いつきダイビングキャッチ〔右〕。素晴らしいファインプレーだったが、犠牲フライとなりシゲルが追加点。

 3回表、登録名を“敬三”に変えた?綿貫〔左〕が、右打ちの天才の実力を発揮し、きれいにライト前へ。そして嬉しいニュースは兵藤〔中〕が久しぶりにユニフォームを着て、グラウンドに登場。12番打者として打席に入り、きっちり四球を選ぶ。この二死一三塁のチャンスで、山口の2打席目。ここでも果敢にバットを振り、打球は三塁へ〔右〕。小さな奇跡で、三塁手がグラブに当てるもボールが手につかず、山口は一塁に生きる。この間にケイゾーがホームイン。ハーツ最初の得点は山口のバットから生まれた。

 そして次打者の住吉〔左〕がレフトへクリーンヒット。勢いに乗ってきたハーツ打線。二死満塁で3番・高松〔右〕はレフトへ完璧な一打。タイムリーとなるはずだったが、強肩左翼手が三塁へ矢のような送球。二塁ランナーの山口も決してゆっくり走ったわけではないのだが、なんと判定はアウト。高松にとって今季2度目のレフトゴロとなってしまう。タイミングはほぼ同時で、もちろん山口はセーフと思っているし、ベンチからもそう見えたのだが、これも山口劇場。ショックに違いない高松だったが、ここは心の広さでお咎めなし。ある意味、持っている山口だった。

 シゲルは3回裏に4点を挙げると、4回表から新入団のサウスポー佐々木(健)投手〔左〕が登板。先ほどのレフトからの好返球でも見せた直球にノビがあり、今後の活躍が期待される。四球でランナーを出すものの、この回無失点。ハーツも4回裏は住吉〔右〕にスイッチ。最上選手の二塁打から始まり、ハーツにとっては不運なセンターとショートの間に落ちるヒットや内野陣の守備の乱れもあり、大量8失点。住吉には酷な展開となってしまったが、よく耐えた。

 陽も傾き、5回表が最終回に。宮本〔左〕、太田〔中〕がきっちり四球を選ぶと、無死一二塁で山口に第3打席が回る。ハーツを支えてきたベテラン勢からの贈り物だ。この日の山口はとにかく良いスイングを心掛け、清々しいプレー〔右〕。タイムリーとはならなかったが、各打席を大切に、じっくり味わいつつ、守りもフル出場。高松監督の粋な計らいで、サード、ショート、セカンドとイニングごとに内野を一巡。普段は外野手としてのイメージが強い山口だけに、内野手としての出場は新鮮だった。

 試合はTEAMシゲルが南海ハーツに15-3で完勝。試合後のエールでは「山口さ~ん、ファイト!」の嬉しい掛け声もあり、還暦試合に終始協力してくれたシゲルさんに深く感謝を申し上げます。

 
「還暦記念試合、山口信行選手の雄姿」 撮影:住吉誠

 試合後には還暦祝賀会が行われました。藤本さんの奥様、智ちゃんも参加してくれて、盛り上がります。渡部さんセレクトの贈り物があり、宮本さん、住吉さんからは個別のプレゼントも。各選手から山口さんへお祝いのメッセージのあと、山口さんご自身の言葉がまた素敵でした。縁あって、南海ハーツという草野球チームに入団し、最高の仲間に恵まれたことへの感謝の気持ちに、聞いていたこちらもジ~ンと来てしまいました。
 個人的には、ハーツの中で最も人気があるのは山口さんではないかと思っています。これまでにも山口ファンを公言した選手を何人も知っています。野球は常に真面目に取り組む選手ですが、守備での「前過ぎた!」など数々の名言に彩られ、山口さんがいるとベンチはいつも明るくなります。そしてバッティングは力強く、引っ張りの打球には魅力がいっぱい。またグラウンド担当として、長年抽選に臨み、練馬・杉並を中心に多くの球場を確保し続けてくださっています。
 感謝とともに、還暦おめでとうございます。これからも南海ハーツの“永遠のアイドル”として、よろしくお願いいたします!

文責【6】

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