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週刊ハーツ

2020.11.21

11月21日 ゴールデンアームボンバーズ戦 12-4

2020年11月21日(土)12:00~14:00
多摩川緑地野球場14号面(ビジター)
フリーマッチ
【ゴールデンアームボンバーズ vs 南海ハーツ】

G 001 21   4
H 342 21  12

投:高松〔勝〕-矢野-住吉
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:矢野
二塁打:宮本、青木

 1 (中)成岡【11】
 2 (右)宮本【19】
 3 (左)住吉【51】
 4 (三)横井【 6 】
 5 (投)高松【49】
 6 (捕)筒井【18】
 7 (指)太田【16】
 8 (遊)矢野【32】
 9 (一)青木※
10(二)村瀬※
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=成岡(今季初参加でハッスルプレー! いきなりマルチ安打に2盗塁。攻守走に存在感)
敢闘賞=筒井(貫録の2安打、今日もフルマスク、チームの要)
技能賞=宮本(篠塚の流し打ちを彷彿させるレフト線の2点タイムリー二塁打)
技能賞=矢野(ライト線へ放った三塁打に、セットアッパーとしても活躍)
守備賞=成岡(センターでの好捕に、二塁牽制でも巧みな仕掛け)
山山賞=なし

動画はコチラ

 この日は、風・風・風……多摩川緑地はとにかく強風で、バッターボックスに立っても体が揺れてしまうほど。
 投手も追い風なら球速が増し、向かい風なら変化球が切れる。
 普段なかなか体感できない環境のなか、ゴールデンアームボンバーズ(GAB)戦はどんな展開が待っていたのか。

 1回表、ハーツの先発は高松〔左〕。先頭バッターこそ風の影響で出塁させるも、その後は奪三振〔右〕もあり、被安打ゼロのまま無失点スタート。風を味方につけ、さすがの安定感である。

 1回裏、トップバッターは今季初参加の成岡。右腕の怪我からの復帰戦だが、ガッツはいつものシーズンと変わらず、いきなり会心のレフト前ヒット〔左〕。その後、エラーと四球で無死満塁となり、4番横井は先制打をイメージし打席に入るも、初球で見事な押し出しデッドボール〔中〕。先制したハーツは5番高松が四球を選び、2点目。そして6番筒井はきれいなセンター前タイムリー〔右〕。打撃は完璧だったが、なんとここで風の影響か、ビデオのピントがずれてモザイク状態に。これは悪い予感か。7番太田の打球はピッチャー前に飛び、まさかの本塁ゲッツー。ハーツは3得点で初回を終える。

 高松は2回表に死球を2つ与えるが、この回もノーヒットで無失点。
 2回裏、打球はやはり風の影響を受け、あっという間に無死満塁。ここで2番宮本〔左〕がレフト線にお手本のような巧打で2者を迎え入れるツーベース。3番住吉のショートゴロで、俊足成岡が好走塁でホームイン〔中〕。高松の三塁への内野安打〔右〕でもう1点追加。ハーツは7-0とリードを広げる。

 3回表、一死三塁で2番打者が打席に入る。投手高松と背番号49対決だ〔左〕。放たれた打球は最初はセンターの少し右かと思われたが、ぐんぐん風に流され、右中間へ。あっという間に三塁打となり、内外野で風の影響が顕著に。しかし高松は落ち着いて後続を打ち取り、最少失点で3イニングを投げ切る。
 3回裏からGABは長身投手に交代。ハーツは先頭の8番青木選手〔中〕がセンターへの二塁打で出塁すると、一死後に成岡〔右〕が今度も芯で捉えたレフト前安打。この後、住吉が放ったライナーはレフトのエラーを誘い、2点を追加する。 

 4回から高松の後を継いだのは、投手として頭角を現してきた矢野〔左〕。先頭打者を投ゴロに仕留めるが6番打者には右中間に運ばれ、次打者も四球で一死一二塁。ここでセンターから成岡が忍び足で二塁ベースカバーへ。タイミングを見計らい矢野は牽制球を投げるが、ここは風も関係なく成岡のグラブのはるか上をボールが通過〔右〕。それを見た二塁ランナーが一気に生還。3度目の登板にして、これが矢野の初失点となる。しかし矢野は次打者を三振に。二死後、9番打者の打球はまたもセンターから右へ右へと流される。ヒットとなり、2点目を失うが、この回は不運も多かった。

 9-3で迎えた4回裏、ハーツは追加点をきっちり取っておきたい。サードゴロエラーで二塁に達した高松が盗塁で無死三塁。続く筒井のライナー〔左〕はサードのグラブを弾く。しかし三塁ランナーの高松が挟まれ、タッチアウト。この打席もなぜか筒井にはピントが合っていない。他の選手は合っているのに、なぜなのか。風のせいか、筒井の気迫にカメラがビビったのか、この試合で最も重労働だったのはビデオくんだったのかもしれない。
 二死三塁となり、打席には8番矢野。前の打席で完璧な右打ちが風に押し戻されファウルに。悔しい思いをしただけに、この場面では気合が入る。今度こその打球はむしろ先ほどより勢いはなかったが、それが功を奏し、いい具合にライト線を抜けていき、矢野の俊足なら軽々三塁打〔右〕。前々週に初ヒットを放ってから、早くも3本目に到達だ。そして初長打になる。あれ、この打席もピント合わず。筒井マジックでなかったことは判明したが、風の悪戯はこんなところにも。ハーツはこの回にも2点を追加し、11-3に。

 既にここまででかなりの時間を費やした試合。高松監督はクローザーとして5回に住吉〔左〕を投入。先頭をエラーで生かすも、次打者の投ゴロで判断よく三塁ランナーを挟殺する。一死三塁から2番打者の(通常なら)セカンドフライはまたも風に流され、一塁後方でフェアゾーンに。三塁ランナーが生還。そして一塁ランナーが走った時に、3番打者の打球はショートへ。ここで矢野が柔らかい身のこなしで、セカンドへトス〔中〕、村瀬二塁手も素早く一塁へ送球。ダブルプレー成立かと思われたが、惜しくも一塁の判定はセーフ。しかし非常にきれいな連係プレーだった。住吉は4番打者から三振を奪い、最少失点。
 5回裏、一死から住吉〔右〕がレフトへクリーンヒット(またもやピンボケですみません)。盗塁後に三進。横井のサードゴロエラーの間に住吉がホームイン。これでハーツは毎回得点を決める。5回を終えたところで時間切れ。
 南海ハーツが12-4でゴールデンアームボンバーズに勝利した。

 最初から最後まで風に翻弄される試合ではあったが、清々しい快晴のもと、気温も11月とは思えないほど暖かで、久しぶりに参加のメンバーも含め、楽しく野球ができた。
 フルマスクでこの試合も頑張ってくれた筒井捕手からは「今日は3投手ともボールが来ていた」。追い風で速球投手となった高松投手や、変化球を試した矢野投手、直球・スライダーともにキレが増した住吉投手。彼らのリズムの良い力投が、ハーツ打線のつながりにも好影響を及ぼしたようだ。

【文責・背番号6】

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