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週刊ハーツ

2020.08.08

08月08日 あしたば戦 2-8

2020年8月8日(土)15:00~17:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
Gリーグ第3戦
【南海ハーツ vs あしたば】(1回戦)

A 100 223|0    8
H 010 001|0x  2

投:住吉〔負〕-高松
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:住吉

 1 (中) 森  【 0 】
 2 (捕)綿貫【14】
 3 (三)高松【49】
 4 (一)筒井【18】
 5 (投)住吉【51】
 6 (左)矢野【32】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (右)山口【31】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=長堂選手(あしたば)
 優秀=福本選手(あしたば)
 優秀=森選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=森(チーム初安打に、再三の飛球を好捕&前の打球を諦めずに突っ込みチームに勇気を与えた)
技能賞=なし
守備賞=森(外野の要として、多くの飛球を好捕)
守備賞=綿貫(自作自演の?キャッチャーフライ好捕)
守備賞=横井(センター前に抜けそうな打球をナイスポジショニングで好捕)
山山賞=なし

動画はコチラ

 南海ハーツは2勝0敗、あしたばは3勝1敗で迎えたGリーグ第3戦。首位攻防となるゲームだったが、試合は先制から効果的に加点したあしたばが、将棋で言えば先手からの優勢勝ち、相撲で譬えればがっぷり四つからじわりじわりの寄り切り勝ちといった結果になった。

 試合開始時には空に雲も浮かび、プレーしやすくも感じられた世田谷公園だが、暑さは時間とともに増し、選手の体力を奪い、真夏の戦いへと進んでゆく。

 ハーツの先発は住吉〔左〕。1回表、あしたばの先頭打者・福本選手〔中〕がレフト線に落ちるヒットで出塁すると、盗塁で二死二塁のチャンスを作る。ここで4番三好選手〔右〕が放った打球は、センターの前へのフライ。森は猛ダッシュで落下点へ。グラブの先がボールに触れるも惜しくもキャッチはできず、二塁ランナーが生還。あしたばが1点を先制する。

 1回裏、ハーツのトップバッターとして打席に入った森〔左〕は、あしたば先発・長堂投手〔中〕の速球を巧みなバットコントロールで流し打ちして、ライト前ヒットで出塁。4番筒井〔右〕もきれいなセンター前で、その後二死二三塁までチャンスを広げるが、惜しくも得点ならず。

 2回裏、ハーツは完成した32番のユニフォームで初試合となった新入団の矢野〔左〕がきっちりボールを見て四球で出塁。ワイルドピッチで二進後、7番横井〔中〕の打球はライトの前へ落ちるラッキーな安打で、無死一三塁。ここで横井が二盗を試みると、キャッチャーの送球がセンターへ抜け、この間に矢野がホームインし〔右〕、1-1の同点に。

 住吉は2回、3回を無失点に抑え、がっぷり四つの展開に。試合が動いたのは4回表。1番福本選手がレフト越えの三塁打〔左〕でチャンスメイク。一死から3番安藤選手〔中〕が放った打球は三塁前へ。ホームへ送球され、微妙なタイミングとなったが、わずかに走者の足が早くセーフ〔右〕で勝ち越し。その後1点を追加したあしたばが、3-1とゲームの主導権を握る。

 あしたばは5回表にも、先頭の熊谷選手〔左〕のライト前ヒットを起点に2点を追加し、優位な展開に。力投の住吉投手だったが、勝負所での与四死球が惜しまれた。ハーツは6回から高松投手〔中〕にスイッチ。テンポよく二死を取るが、ここからあしたば打線がつながり7番佐藤選手〔右〕まで4連打。さらに3点を追加し8-1となり、リードを大きく広げる。

 反撃したいハーツ打線は6回裏に奮起する。先頭の3番高松〔左〕がレフト前へクリーンヒット! 続く筒井もしっかり捉えるが、センターの好捕で一死に。ここで5番住吉が左中間に、この日ハーツ初の長打となる二塁打を放ち〔中〕、一死二三塁。見せ場で打席に入ったのは6番矢野。結果はサードゴロとなったが、この間に三塁ランナー高松がホームインし、矢野はハーツ入団後初打点を記録〔右〕。

 しかしハーツの反撃もここまで。試合は7回裏二死まで進んだが時間切れとなり、Gリーグとしてのスコアは6回表裏までがカウントされ、あしたばが8-2で南海ハーツに勝利。Gリーグの成績を4勝1敗に伸ばし、首位で一歩抜け出したかたちだ。長堂投手の勝負所での奪三振と完投が光った。

 長打力の差で試合に敗れたハーツだったが、守備ではセンター森と、キャッチャー綿貫の動きが良かった。森は6回のピンチに右中間の打球をもぎ取り、イニングを終わらせる。2回、5回〔左〕にもセンターフライを堅実に捕球し、この日の外野の要となる守備を見せた。4回には綿貫がキャッチャー前の難しいフライを飛び込んで捕球し〔右〕、ベンチを沸かせた。

 この日は、あしたばとハーツ双方の選手と交流のある女性陣が応援に駆けつけてくれて、差し入れまでいただき、ベンチにはひまわりの花が何輪も咲いたようだった。スーツや私服でなく、ユニフォームで野球をしている姿を見るのは初めてだったようで、夏の思い出のワンシーンとなったなら、こんなに嬉しいことはない。

 ハーツのGリーグ成績は、2勝1敗となったが、まだまだ折り返し前。これから勝ち進んでいくことで、優勝争いに加わっていきたい。8月22日のGリーグ第4戦(中野マシンガンズ戦)に向けて、ここ最近湿りがちな打線の調子を上げ、守備の良い流れは継続しつつ、夏の連戦を乗り切ろう。

【文責・背番号6】

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