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週刊ハーツ

2020.08.15

08月15日 武蔵シリウス戦 10-7

2020年8月15日(土)15:00~17:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 武蔵シリウス】

S 070 000x  7
H 270 10    10

投:松尾-高松〔勝〕-横井
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:小西、福田、高松

 1 (遊)小西【29】
 2 (二)今泉【63】
 3 (指)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (左)福田【 9 】
 6 (投)松尾【17】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (中)矢野【32】
 9 (一)藤本【 5 】
10(右)山口【31】→永山【36】
11(指)太田【16】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=筒井(猛暑の中、フルマスク&マルチヒット)
敢闘賞=横井(技ありのライト前ヒット&最終回の救援登板)
技能賞=福田(久しぶりの参加で、さすがの長打力を発揮)
技能賞=山口(誰にもマネできないバットさばきで繰り出したレフト前ヒット)
技能賞=小西(左中間を抜ける圧巻の長打に、深いショート守備からの補殺)
守備賞=なし
山山賞=なし

動画はコチラ

 天気予報は最高気温37度。15時スタートとはいえ、人工芝の球場でもあり、グラウンドも結構な温度があったはずで、相手チームばかりでなく、熱中症の危険とも戦わなければならない中でのゲーム。こういうときにはまず人数が何よりの武器となるが、ハーツは12人の参加があり、選手を交代させながら戦える態勢を作っての戦いとなった。

 相手は初対戦の武蔵シリウス。今回は本来の投手が参加できなかったということで、さまざまな選手が入れ替わり立ち代わりの登板となった。このところ打線が今一つというハーツにとっては、初見の投手への対応力を見せて、調子を上げていくきっかけをつかめるかが問われるゲームとなった。

 ハーツは初回、2四球を足掛かりにチャンスをつかみ、四番・筒井〔中〕が高めに浮いたボールを逃さず右前に落とす適時打、幸先よく先制した。

 ところが、初回は無失点でスタートした先発の松尾〔左〕が、2回に入って制球を乱し、4つの押し出し四死球。急きょ高松〔右〕がマウンドに上がったが、相手の四番に満塁走者一掃の三塁打を浴びて、一挙7点のビッグイニングを作られ、逆転された。

 それでもその裏、ハーツ打線が目を覚ます。「やられたらやり返す」のビッグイニング返しだ。2四球で走者をためると、小西〔1左〕が豪快に左中間に運ぶ二塁打でまず2点、足を絡めて走者を進めると、敵失で1点、さらに筒井〔1右〕が左前適時打して1点差と迫ると、久びさに参加の福田〔2左〕がレフトへ強烈な適時二塁打を飛ばし同点。なお満塁とすると、横井〔2右〕がきれいな右打ちでライト前に勝ち越し打。さらに押し出し四球で1点を加えた。つなぐ人がつないで長打でかえす、画に描いたようなビッグイニングの作り方だった。


 これで主導権を握り返したハーツは、4回にも高松〔左〕のレフトオーバーの二塁打から好機を作り、押し出しで1点。得点にはならなかったが、5回には山口〔中〕、今泉〔右〕にもヒットが出るなど、計8安打を放った。

 ハーツ投手陣は、逆転後は高松が相手打線を淡々と打たせて取って無失点の好投、さすがに5回でスタミナが切れたが、最後は横井〔中〕がリリーフ、6回途中時間切れでハーツが逃げ切り。高松の頑張りもあり、今泉、小西の肩を休ませつつ1試合を賄うことに成功した。

 走塁では、暑さに浮かされたか(?)、満塁の場面で一塁走者が飛び出してしまうというボーンヘッドもあったが、この日素晴らしかったのは守備。ショート・小西〔左〕が三遊間の緩い当たりをランニングスローでさばく好プレーがあったほか、サードの横井〔中〕も動きよく4つの打球を処理するなど、集中力を欠きやすい状況の中、ノーエラーで守り切った。12人がそろったこともあり、投手とベテランメンバーをベンチで休ませつつ、かつ、どのポジションにも大きな穴を出さない細かい用兵が「エラー0、熱中症0」の成果を生んだと言えよう。若手の矢野〔右〕がほとんどの場面でサードのランナーコーチに立ってくれたのも、熱中症0に貢献した。

 そんな中、おそらく最も負担のかかったのはバッテリーだったろうが、筒井〔中〕が持ち前の根性で?フルマスク。お疲れ様でした。

 いい形で酷暑のゲームを乗り切ったハーツ。あとはその成果を来週のGリーグにしっかりつなげることだろう。

【文責・背番号5】

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