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週刊ハーツ

2018.04.14

04月14日 成城ソネッツ戦 0-20

2018年04月14日 15:00~17:00
野毛町公園野球場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 成城ソネッツ】

S 456 103 1x 20
H 000 000       0

投:横井〔負〕→滝村※
捕:柴川

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (三)成岡【11】
 2 (中)宮本【19】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (左)福田【 9 】
 5 (一)筒井【18】
 6 (投)横井【 6 】
 7 (指)藤本【 5 】
 8 (捕)柴川【 4 】
 9 (二)滝村※
10(右)永山【36】
※は助っ人

★ハーツ三賞★
敢闘賞=柴川(強烈に三遊間破り、チーム初安打)
守備賞=宮本(大飛球を含め2本処理の安定感)
山平賞=筒井(中前にはじき返すクリーンヒット)

 打撃好調の兵藤と大魔神・高松を欠いての布陣ながら、成岡、宮本といった久しぶりのメンバーも顔をそろえてのゲームとなった。
 宮本〔左下〕は、センターに入ると大飛球を含め2をさばき、まったくブランクを感じさせない相変わらずの安定の守備で、存在感を見せた。サードの守備に張り切る成岡〔中下〕も(結果が出なかったので本人としてはいささか不完全燃焼ではあろうものの)、最後はマウンドにも上がり〔右下〕、久しぶりに野球の感触を楽しめたことだろう。

 さて、この日の相手のソネッツは、トーナメント大会等にも出ていることをうかがわせる強豪で、常に前の塁を狙う積極的な走塁など、スキのない野球を見せ、ややハーツとは段違いの印象。結果としては、散発3安打で20点を奪われての完敗となった。

 ただ、ハーツが放った3安打は、柴川の早い球脚での三遊間突破〔左下〕、筒井のセンター前へのライナー〔中下〕、永山のセンター前〔右下〕と、それぞれに会心のきれいなヒットであり、自信になるものだろう。中でも永山のヒットは「スライダーを読んで狙い打った」とのこと。漫然と甘い球を待っているだけではなかなか打てない格上の投手に対して打席に立つ際には、この心構えは他の選手にとってもヒントになるかもしれない。

 投手では、先発・横井が3回で12安打、8四死球で15失点と大量点を失ったが、相手チームの打力と、アンパイアのゾーンが辛めだったこと、実質打ち取りながらヒットになった打球も少なくなかったことなどを考えると、基本的にはあまり気にし過ぎる必要はないように思う。
 ただ、7四球のうち5度は3球目でカウント3-0になっているので、ここをいかにしてせめて2-1にできるかは課題かもしれない。この日リリーフでマウンドに立ち、好投を見せてくれた滝村選手の投球も一つのヒントになるが、例えば球速でも、軌道でも、球種でも何でもいいので何か打者の想像を裏切るようなボールを選択できれば、多少コントロールがアバウトでも、ストライクなりファウルなりを取れる可能性が広がるはず。例えば3球までのうち1球はそういうボールを選択してみるとか……。もしかしたら、そういう発想を持った方が、格上のチームに対しては、一生懸命にコースに決めようということばかりにとらわれるよりは楽になる可能性もあると思うがどうだろうか。
 格上相手のボロ負けはまあ仕方がないが、打者にせよ、バッテリーにせよ、せめてそこから何らか格上チームと戦う術は学んで立ち上がりたいところだ。

 あと一点、守備面で要確認のプレーが。無死満塁で、キャッチャー前にゴロが転がり、ホームを踏んで封殺となったが〔左下〕、そのあと一塁ベースががら空きになり〔中下〕、ゲッツーを逃した場面があった〔右下〕。

 これについては(以下しばらく、当事者ですので、ですます調でお送りします)、すみません。セカンドの藤本がカバーに行くベースを間違えました(自分の右側にスタートした流れで二塁ベースのほうに行ってしまいました)。
 満塁のときには、内野のフォーメーションは、打球がセンターラインより右(一塁)側に飛んだら時計回り、左(三塁)側に飛んだら反時計回り、が基本。ではこのときのようにセンターライン上だと? 実際刺しに行くのはまず三塁ランナー、そのあと打者走者、というケースが圧倒的に多いので、やはり一塁ベース側を手厚くする時計回りにすべし、ということになりますね。なのでセカンドは、二塁ベースはショートに任せて、一塁ベースカバーに行くべき場面でした。バント処理のケースに準ずると考えてもそうですね。今一度、「満塁でセンターライン上のゴロのとき、セカンドは一塁ベースカバー」を確認できればと思います。
 ただ、言い訳ではないですが、このときは点差がありすぎ「近くで1個アウト取りましょう」という指示で、バックホームと中間守備の両にらみのようなポジションだったかと記憶しています。ガチガチの前進守備のときは、セカンドが一塁ベースカバーに行くのは簡単ですが、中間守備のときは、けっこう二塁ベースに寄っていますし、センターライン上に打球が飛べば、そこから二塁ベース方向に一歩目が出るので、そこから切り返して一塁ベースカバーに向かっても、打者走者より少し早い程度のタイミングにしかならず、だったらファーストが戻ったほうが早いことは多々あります。ファーストも、まず打球を捕りに行くのは当然ですが、行きっぱなしではなく、もしキャッチャーなりピッチャーなりが処理するボールだと判断したら一塁ベースに戻る、というのを頭の隅に置いておいてもらうと、より安心、というところでしょうか。

 来週はいよいよGリーグ戦。兵藤、高松不在の状況は続くようだが、今季は不戦敗から始まっているだけに、残るメンバーで力を合わせて一戦必勝で行きたいものだ。

【文責・背番号5】

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