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週刊ハーツ

2020.06.20

06月20日 Outlaws戦 5-12

2020年6月20日(土)13:00~15:00
舎人公園野球場1面(ビジター)
フリーマッチ
【Outlaws vs 南海ハーツ】

H 002 012   5
O 052 014  12

投:今泉〔負〕-滝村-高松
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (投)今泉【63】
 2 (左)矢野【32】
 3 (三)高松【49】
 4 (捕)綿貫【14】
 5 (中)小西【29】
 6 (遊)住吉【51】
 7 (一)横井【 6 】
 8 (二)太田【16】
 9 (右)滝村※
10(指)筒井【18】

※は体験参加

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=太田(今年も最年長安打記録更新、隙のない走塁で2得点)
技能賞=なし
守備賞=小西(レフトの大飛球を後ろに下がって軽やかにキャッチ)
守備賞=太田(今季守備率10割の見事なセカンド守備)
守備賞=綿貫(バックスピンの捕手前打球に素早く反応し補殺)
守備賞=滝村(センターに抜けそうな当たりをマウンド右で好捕)
山山賞=なし

動画はコチラ

 前日までの雨でグラウンド状態が心配されたが、舎人公園野球場は水捌けがとてもよく、梅雨時の晴れ間を見せてくれた空の下、無事に試合を行うことができた。
 相手のOutlawsとは、2018年8月4日に東台野球場で対戦があり、それ以来の試合。男女混合チームのOutlawsさんは、礼儀正しく、爽やかで、実力もあり、終始楽しい野球の時間となった。

 この日の主役は、文句なしで太田稔、この人であろう。南海ハーツの最年長記録を毎年更新し続けるアイアンマンは、攻走守すべてにおいて“あっぱれ”な活躍。チーム内で一番身体が動いていたのではないだろうか。今回は太田のプレーを中心に試合を追ってゆこう。

 先攻ハーツの上位打線に立ちはだかったのは、投球術が光るOutlawsの先発投手〔左〕。力のあるストレートと切れ味鋭い変化球で的を絞らせない。なんとハーツは初回三者三振。2回も三者凡退で序盤は手も足も出ず。対するハーツの先発・今泉〔中〕もいつも通り抜群のコントロールで初回を三者凡退。投手戦を予想させる立ち上がりとなった。そして早速初回にセカンド太田〔右〕の守備機会が訪れる。右寄りのゴロに素早い脚の回転で追いつき、余裕を持った一塁送球。まったく無駄のない動きだった。

 試合が動いたのは2回裏。Outlaws4番打者〔左〕の左中間二塁打の後、5番〔中〕のセンター前ヒットで三本間に挟まれたランナーがホームイン。1点を先制すると、そこから打線がつながる。7番の女子選手〔右〕が巧みなバットコントロールでレフトへ流し打ちヒットを放つなど、計5得点。迫力のある攻撃だった。

 反撃したいハーツは3回表、一死から8番太田〔1左〕が四球で出塁すると、パスボールに反応よく二塁を陥れる〔1中〕。そして1番今泉〔1右〕のセカンドゴロで、二塁ランナー太田は送球の隙を見逃さず、なんと一気にホームへ。セーフのゼスチャーをしながら、忍者のようにホームイン〔2左〕。若手選手でもなかなかできない好走塁で、ハーツも1点を返す。
 続く2番矢野〔2中〕は、太田の紹介でハーツの野球に参加し始め、この日に入団宣言もしてくれた。背番号は【32】を希望し、大先輩太田【16】の2倍は活躍する(これは校正者・太田氏の分析です)という宣言とも受け取れる。フルカウントまでよく粘り四球を選ぶ、きっちりとした仕事ぶりで二死満塁。ここで迎えるはチームの主砲・3番高松〔2右〕。タイムリーとはいかなかったものの、こちらも貫録の押し出し四球。ハーツは2-5とし、接戦に持ち込めるかという展開に。

 3回裏からマウンドに登ったのは、体験参加後初登板となった滝村投手〔左〕。この回こそ、連続でヒットを浴び2点を失ったものの、タイミングの取りづらい投球フォームとボールの軌道で2イニングを無難に切り抜ける。自らの好フィールディング〔中〕もピンチを救った。捕手の綿貫〔右〕もハーフバウンドの小フライに的確に反応し、落ち着いて一塁送球。バッテリーの動きが機敏だった。

 この日の太田は本当に当たっていた。5回表、先頭打者として登場すると、デッドボールで出塁〔左〕。牽制エラーの間に、すかさず二進。出塁したかと思えば、すぐに自慢の足を活かす。ここで、午前中に仕事を終え10番打者として出場した筒井〔中〕が、いつもの豪快な引っ張り打球ではなく、ライトとファーストとセカンドのちょうど中間にポトリと落とす頭脳的なヒットでチャンスメイク。続く今泉のピッチャーゴロで投手は二塁へ送球。ゲッツーを防ぐ意味もあったか、三塁ランナー太田は止まらぬ脚で、これまた見事なスライディングを見せホームイン〔右〕。5回までのハーツの3得点のうち、2点は太田の判断力と足でもぎ取ったものだ。

 試合も終盤、5回からは高松監督〔左〕が登板し、最終6回までを投げ切る。守備に足を引っ張られる場面もあったが、動じることのない落ち着いた投球ぶりはこの日に限らず見事だ。Outlawsの打者で目立ったのは、背番号5の水上選手〔右〕。3打数3安打、2本の二塁打と、左打席でのシュアな打撃が印象に残った。

 本戦評を締めくくるのは、またも太田だ。6回表、ハーツは簡単に二死を取られたが、5番小西〔左〕がしっかり四球を選ぶ。6番住吉〔右〕もつなぎの打撃で内野安打。そして打席に向かうのは太田。かなりスピードのある投手から、コンパクトなスイングでジャストミート。この試合、ハーツのメンバーでただ一人、会心の当たりでのレフト前ヒットを放つ〔中〕。これで最年長安打記録を順当に更新。この先どこまでも伸ばしていく勢いだ。

 この日の太田は、3打席で1打数1安打、1四球、1死球。2020年シーズンで、打率10割、出塁率10割、守備率10割。おまけに好走塁も連発。草野球人として、遠き目標とすべき素晴らしい活躍に、心からの拍手を送ろう。

【文責・背番号6】

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