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週刊ハーツ

2024.04.20

04月20日 TEAMシゲル戦 9-5

2024年4月20日(土)15:00~17:00
玉川野毛町公園(ホーム)
第10戦《Gリーグ第3戦》
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(2回戦)

S 410 000 0  5
H 115 101 x  9

投:小西-小林〔勝〕

 1 (中)久原【24】
 2 (三)小林【61】
 3 (左)矢野【32】
 4 (投)小西【29】
 5 (指)高松【49】
 6 (捕)菊池【 8 】
 7 (遊)松尾【17】
 8 (指)横井【 6 】
 9 (一)筒井【18】
10(二)兵藤【23】
11(指)丸山【39】
12(右)角田【 3 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小林選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=松平選手(TEAMシゲル)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(ロングリリーフ、8奪三振の好投でチームを勝利に導く!)
殊勲賞=矢野(1回と3回にシゲルさんを追い上げる2本のタイムリー!)
殊勲賞=菊池(2回に痛烈な左中間二塁打! マルチ安打にリードも良し)
敢闘賞=小西(3回、満塁で同点に追いつく値千金の2点タイムリー二塁打)
敢闘賞=丸山(4回どうしても追加点が欲しい場面で、粘りのセンター前タイムリー)
技能賞=松尾(ランナー三塁で、これぞ技ありの三遊間タイムリー)
技能賞=久原(3回にチャンスを広げるレフトへのクリーンヒット)
守備賞=高松(難しい送球をファーストで何度も好捕。堅守で大貢献)

試合動画

 早くもTEAMシゲルさんとの2回戦となったGリーグ第3戦。
 南海ハーツは先発のマウンドに小西〔中〕を送る。シゲル打線はその立ち上がりを攻め、ランナーが溜まったところで効果的なタイムリーが出て、初回にいきなり4点を先制する。ハーツの守備陣は、内野のランダウンプレーで走者を生かしてしまったり、外野手の打球処理ミスの間に進塁を許すなど、投手を盛り立てることができず、苦しい船出となる。特に初回のシゲル打線は、小西の直球にコンパクトにバットを合わせ、4本のヒットを浴びせた。好投手攻略のお手本となるような波状攻撃だった。

 それでもまだ4点。コツコツと反撃していけば、試合はわからない。1回裏、まず先頭の久原がきっちりボールを見て四球出塁すると、二盗後に三進。ここで3番・矢野〔中〕がレフトへ会心のタイムリーで1点を返す。

 2回からハーツは小林〔中〕にスイッチ。早めのリリーフとなり、準備は整っていなかったが、1点は失うものの、後続を抑える。小林は尻上がりに調子を上げ、その後は3者連続など計8奪三振の快投。5回からの3イニングはランナーを許さず、6回1失点の投球で、ハーツ打線の奮起を待った。

 ハーツは2回裏に、先頭の菊池〔中〕が鋭くバットを振り抜き、左中間二塁打。盗塁で一死三塁とすると、横井が最低限の仕事で内野ゴロの間に菊池がホームイン。これで2-5とし、じわりとシゲルを追い上げる。

 そして迎えた3回。先頭の丸山が四球で出ると、久原〔左〕がきれいに三遊間を抜いてチャンスメイク。一死満塁となり、ここで矢野が初回に続き勝負強くセンター前タイムリー〔右〕。

 なおもチャンスは続き、打席には頼れる4番・小西〔左〕。ここで技ありの流し打ちが、ライト線ぎりぎりに入り、値千金の同点タイムリー二塁打! 5-5となり、押せ押せムードのハーツは、5番・高松〔右〕のサードゴロの間に三塁ランナーの矢野が生還し、逆転。送球エラー間に二塁走者の小西も好走塁でホームイン。ハーツはついに7-5とリードする。

 でもまだ2点差。どうしても追加点が欲しいところ。そこで存在感を放ったは丸山〔中〕だった。4回裏、二死三塁で、巧みなバットコントロールを見せ、センターと内野手の間に落とすタイムリー。試合の流れの中で、この1点はとても貴重な得点となった。

 8-5で迎えた6回裏、今度は松尾〔中〕が素晴らしい働きをする。狭い三遊間を抜く、これぞ技ありのタイムリーで、9-5。結果的にこの1点がダメ押しとなる。

 7回表も小林がシゲル打線を抑え、ハーツはGリーグ第3戦に9-5で勝利。
 どのチームも、先制し、投手がしっかり投げ、守備陣が支え、逃げ切るのが理想だろう。この日のハーツは、つながりの良いシゲル打線に先制を許し、初回からかなり苦しい展開に。それでも決して諦めることなく、打線が粘りを見せ、少しずつ追い上げる。4人がタイムリーを放ち、まさに全員野球が逆転勝ちに結びついたといえる。そしてファーストで難しい送球を何度も好捕し、堅い守備を見せた高松の貢献が大きかった。この1勝は、苦労して得たところに意味がある。

 これで南海ハーツはGリーグ開幕3連勝となったが、まだ本当に序盤。今シーズンはエースハンターズさんの加入で12試合ある。そしてここ数年のハーツは夏場まではなかなか良い順位をキープし、優勝も狙える位置にいるが、大事な試合で敗戦が続き、優勝から遠ざかっている。
 昨年入団した最年少・小林の攻守走の活躍は素晴らしいが、勝利をつかむには出場選手全員の頑張りが必要。今年は打線がしっかり機能し、2桁得点も多く、一人ひとりが自分の役割をよく理解し、動いている結果が良い方向に出ている。
 次のGリーグ第4戦は、連覇を達成している中野マシンガンズ戦。打線の破壊力も特筆されるが、菊地投手を中心とした守り勝つ野球がマシンガンズのチームカラー。昨年も内外野の守備の堅さに、ハーツは攻撃の芽を何度も摘まれた。壁は高いが、そこに向かっていってこそ、南海ハーツ。今年もベンチの雰囲気は明るく、声もよく出ている。
 今シーズンからの試み、シニア強化試合(高松監督)、ヤング強化試合(小西監督)も着実にチーム力が上がっている要因だ。この良い流れを1試合でも多く継続できるよう、4月後半から5月に向けて、勝利を積み上げていきたい。

文責【6】

【今週のベストショット by Tsunoyan

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