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週刊ハーツ

2023.10.28

10月28日 TEAMシゲル戦 11-7

2023年10月28日(土)13:00~15:00
大泉中央公園(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】

H 080 03|4  11(15)
S 520 00|0x  7

投:小林〔勝〕-矢野〔S〕

本塁打:小林1号

 1 (投)小林【61】
 2 (三)横井【 6 】
 3 (捕)矢野【32】
 4 (遊)筒井【18】
 5 (二)丸山【39】
 6 (一)藤本【 5 】
 7 (左)中原【44】
 8 (右)岩田【22】
 9 (指)角田【 3 】
10(中)土屋【13】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(柵越えホームランと満塁走者一掃二塁打に、先発で初勝利!)
敢闘賞=藤本(満塁のチャンスに右中間へ2点タイムリー)
敢闘賞=岩田(反撃の口火を切るレフト線へのヒット)
技能賞=土屋(左打席でタイムリーヒット)
技能賞=矢野(無失点リリーフで、小林投手の初勝利をアシスト)
守備賞=筒井(ショートで堅実な守備)
辻本賞=中原(ランナー三塁時に、貴重な打点)
辻本賞=角田(全出塁の3四球、2盗塁、1打点)

試合動画

 ハーツは打線がよくつながり、初回の大量失点をはね返して逆転勝ち。リーグ公式戦ではなかったものの、TEAMシゲルから勝利を挙げた。

 この日のハーツの先発は、今後へのトライアルもあって入団したばかりの小林が務めた。小林は若いだけあって球威、球速には段違いのものがあったが、初回は内容的に打ち取っている当たりが微妙なところに落ちたり、守備の乱れも重なって不運な5失点。立ち上がりはこの日もまたまた相手ペースのゲームになるかと思われた。

 しかしハーツは2回表に一気の反撃を見せる。二死から藤本、中原が四球で出塁すると、岩田が左前打を放って満塁とチャンスを拡大。角田が押し出し死球を選んだ後、土屋が左打席できれいに中前にはじき返す適時打、なお満塁で小林が中堅左に満塁走者一掃の二塁打を放って追いつくと、この勢いに相手の守備陣も乱れだし、失策が重なってこの回一挙8点のビッグイニングとなった。

 小林は2回にも2点を失い、1点差とされはしたが、内角のボールを使い始めてからはリズムをつかみ、尻上がりに安定感を増した。相手を完全に詰まらせる場面も何度かあった上、力んで四球という場面もなく、今後へ向けて期待の持てる内容だった。

 1点差のまま終盤に入った5回、ハーツは相手投手が代わったところを攻め、横井の左前打から足を絡めながら2四球を得て満塁。一死後、藤本が前進守備の二塁手の頭上を越えて右中間に転がる二塁打を放って突き放すと、さらに中原の内野ゴロの間に加点し、勝利を大きく引き寄せた。

 そして仕上げはこの日の主役・小林だ。6回、一死三塁から放った打球はレフトへ高々と舞い上がり〔中〕、その瞬間に誰もが確信する柵越えの2ラン! さらに横井のこの日2本目のヒットに敵失も絡んで2点を加え、ハーツは勝負を決めた。

 4回からマウンドに上がった矢野は、走者を出しながらも、一塁けん制で一度、二塁けん制で一度と、1イニングに2度も走者の飛び出しを誘って挟殺に取るなど冷静なマウンドさばきで無失点リリーフを見せた。

 この日のハーツはヒットは7本だったが、六番以降の下位打線がよくつないで一番の小林の長打を生かすという理想的な攻めができ、それが大量点につながった。角田の3四球、2四球と内野ゴロでの打点を挙げた中原のつなぎも大きかった。

 また、投手陣もこの日小林が今後に期待の持てる投球を披露し、若手3人+高松と、それなりの厚みのある構成が見えてきた。この日は公式戦ではなかったが、それでもGリーグのチームを相手にしての勝利。次はこれを来季の公式戦での勝利につなげていきたいところだ。

文責【5】

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