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週刊ハーツ

2022.11.05

11月05日 フラワーズ戦 6-6

2022年11月5日(土)13:00~15:00
下高井戸運動場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs フラワーズ】

F 500 001 0x  6
H 001 050      6

投:矢野-高松
捕:筒井-菊池

本塁打:なし
三塁打:【40】(フ)
二塁打:横井(ハ)、辻本(ハ)、【55】(フ)

 1 (右)山口【31】
 2 (指)辻本【37】
 3 (指)菊池【 8 】
 4 (中) 森  【 0 】
 5 (左)角田【 3 】
 6 (一)藤本【 5 】
 7 (三)高松【49】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (投)矢野【32】
10(捕)筒井【18】
11(遊)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=辻本(満塁から逆転の右越え二塁打)
殊勲賞=横井(満塁からの2点二塁打含め3打点)
敢闘賞=兵藤(チャンスに積極打法で幻のサヨナラ犠飛)
技能賞=矢野(5回被安打3の粘投&好判断でタッチアップ生還)
守備賞=藤本(マウンド横に上がった小フライを好捕)
守備賞=菊池(ピンチで捕邪飛をガッチリとキャッチ)
山山賞=角田、横井(走者と三塁コーチで、やや消極的な判断でサヨナラ機に勝負できず)
山山賞=菊池(二塁走者で遊直に飛び出しゲッツー)

試合動画

 ハーツは初回の大量失点をはね返し、引き分けに持ち込んだ。
 この日のハーツの先発は矢野〔中〕。しかし初回はボールが先行する苦しい投球となり、一死一、二塁から相手四番打者に左中間三塁打を浴び2失点。さらに内野フライ落球からのプレーの間に1点、二死二、三塁から八番打者にも左前に落ちる2点適時打を浴びて5点を失った。矢野は2回以降は立ち直り、5回までノーヒット投球を展開しただけに、失策やポテンヒットなど不運な面もあったとはいえ、初回の大量失点はもう少し抑えたかったところ。ゲームへの入りが課題として残った。

 大きな点差を追うことになったハーツだが、3回裏一死後、矢野〔左〕の内野安打から反撃開始。敵失で二、三塁とすると、横井〔中〕がセンターへのフライ。浅めの当たりではあったが、矢野が思い切りよく突っ込んで犠飛となり1点を返した〔右〕。

 4回まで相手先発の制球のいいピッチングに抑えられていたハーツだが、5回に投手が代わったところで集中攻撃を見せる。4四死球による押し出しで3点差とし、なお二死満塁。ここでまず横井〔左〕が高めのボールを開かず右中間へ打ち返すきれいな2点二塁打を放って1点差。山口死球〔中〕で満塁とした後、辻本が打席に入る。この日はここまで2三振だったが、ここ一番で高めに入ってくるボールを見事にとらえた〔右〕。ボールをつかまえさえすれば持ち前のパワーとニューバットの威力が炸裂、打球はライトの頭上を越え、逆転の2点二塁打となった。

 しかしクリーンアップを中心に打力のあるフラワーズもそのままでは引き下がらない。6回表、代わった高松〔左〕を攻め、五番打者の適時二塁打〔中〕で同点。なお満塁となるなどしびれる場面が続いたが、この回は藤本や菊池〔右〕の好守もあり、ハーツは何とか同点でしのいだ。

 徐々に残り時間が少なくなった6回裏、ハーツは一死から角田、藤本、高松が四球を選び満塁。ここで兵藤が打席に入った。このところ好調の兵藤は、「俺が決める」とばかりに積極的に打って出て、フルカウントからセンターへのフライを打ち上げた〔左〕。「サヨナラ犠飛か?!」とも思われたが、定位置より浅い当たりに三塁コーチの横井はストップをかけ、三走の角田はタッチアップを自重〔右〕。続く矢野も倒れ、ハーツは勝ち越し機を逃した。

 結果的には、試合は7回表、相手の攻撃中に時間切れとなり引き分け。ハーツとしては6回のサヨナラ機を逃したのが悔やまれる形となった。もちろん、やや浅めのフライでもあり、実際にダイレクトのワンバウンド送球が返ってきているので、走者がスタートしてもアウトになる可能性はあったが、ゲームの流れからいくと、あそこは「勝負!」と1点を取りに行くべき場面。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」で、判断の分岐点は5割である必要はなく、4割程度の成算でも「ドンピシャの送球が来たら仕方がない」ぐらいに割り切って勝負をかける手も十分にあった場面だといえよう。

 この日対戦したフラワーズさんは、元気があってマナーもいい好チーム。力的にもハーツにとっていい目標となるチームで、またぜひ再戦をお願いしたい相手。次はなんとか、しっかりと勝負をかけて、白星をつかみ取りたいところだ。

文責【5】

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