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週刊ハーツ

2022.06.04

06月04日 Newsuperstars戦 0-6

2022年6月4日(土)12:00~14:00
外濠公園総合グラウンド(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs Newsuperstars】

H 000 000 0  0
N 240 000 x  6

投:矢野〔負〕-住吉
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:4番(N)、【6】(N)

1(左) 森  【 0 】
2(右)角田【 3 】
3(中)宮本【19】
4(遊)住吉【 1 】
5(投)矢野【32】
6(一)藤本【 5 】
7(二)兵藤【23】
8(三)横井【 6 】
9(捕)筒井【18】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=宮本(巧みなバット捌きでチーム唯一の安打)
敢闘賞=住吉(リリーフで無安打ピッチング、2奪三振)
技能賞=なし
守備賞=藤本(ハンドリングに磨きをかけ、チームに貢献)
山山賞=なし

試合動画

 前週のあしたば戦では13人が集まったハーツだが、この日は9人ぎりぎり。前日の降雨でグラウンド状況も心配されたが、ライトの端に少し水溜まりがあった程度で、砂を入れることで対応できた。

 この日の打順は若手最年長・森を先頭バッターに、どんどん試合経験を積みたい角田が2番。クリーンアップは、宮本、住吉、矢野が務めた。さあ、この打線が機能するか。Newsuperstarsの先発は、テンポ良く投げ込むタイプで、コントロールも安定している。ハーツ打線はストライクを積極的に打ちにいくが、半速球になかなかタイミングが合わない。前日にバッティングセンターで打ち込んできた角田〔中〕もボールを打ち返せず、初回はあっさりと三者凡退。

 ハーツの先発は、ここまで6連勝中の原動力の一人、矢野〔左〕。ランナーを溜めても、そこから力で押せるピッチングができる矢野だが、一番良いのは初回からランナーを出さないこと。立ち上がりの課題を克服することができるか。しかし先頭打者を四球で歩かせてしまう。Nssは走塁も積極的。塁に出ればすぐに盗塁を仕掛ける。一死三塁から、3番打者〔右〕のきれいなセンター前タイムリーでNssが先制、さらに1点追加する。

 相手に流れを渡さないためにもクリーンアップに期待がかかるが、前週にアベックホームランの4番・住吉〔左〕、5番・矢野〔右〕もタイミングが合わず、2回も3人で攻撃終了。

 ハーツは点差を広げられることなく、序盤を凌ぎたいところだが、2回裏もNssは先頭打者が四球出塁し、二盗、三盗。セカンドゴロの間に3点目を挙げると、さらに3四球で一死満塁となり、3番打者が軽く合わせた打球はライトの右へ。両翼が広い外濠公園ということもあり、ライト線に落ちた打球で走者一掃。この日ライトを守った角田も追いつくのは難しかったが、その後の打球処理など、実戦で学ぶべき打球となったのではないだろうか。

 6連勝中はどの打順からもヒットが出ていたハーツ。しかし相手投手の力みのない球を強振すればタイミングを外され、ジャストミートした打球はことごとく野手の正面に飛ぶ。Nssの守備陣はミスなく投手を守り立てていく。気がつけば、3回を終えたところでハーツはランナーを一人も出せていない。

 矢野が調子を上げてきたのは3回。先頭打者から三振を奪うと、次打者はレフトフライ、そしてまた三振と、いつもの調子に。普段なら続投となるところだが、今の感触を持ったまま次の試合へ、と筒井監督が判断。

 4回表、打順もトップに戻り、ここから反撃したいところ。森はベンチの期待を胸に、ジャストミート〔中〕。これは行ったかとベンチメンバーが立ち上がるも、レフトの正面。良い当たりでもヒットにならない。結局この回も無安打で、徐々に重苦しい展開に。

 4回裏からハーツは住吉〔左〕が登板。現在、防御率2.23の“点を与えない男”は、この日も好調。ショートに入った矢野〔右〕は軽快な足捌きでゴロを処理し、一塁の藤本も安定した捕球で、アウトを重ねる。住吉は三者凡退で筒井の期待に応える。

 テンポ良く進んだ試合は早くも5回。そろそろ1本打たないと、という状況なのだが、住吉、矢野も不発。ここで選球眼といえば藤本〔左〕、今シーズン9四球でチーム一、良い眼をしている男が打席へ。そしてきっちり四球を選ぶ。フォアボールだけで喜んではいけないが、何とか完全試合からは逃れ、ベンチは少しだけホッとする。ここで次打者の兵藤〔右〕が良い当たりをレフトヘ、しかしこれもフェンス際でしっかりキャッチされる。依然として、ノーヒットノーランは継続。

 6回表、いよいよ後がなくなってきたハーツは、先頭の横井〔左〕が良い感触でミートするが、これもセンターの正面。筒井〔中〕がフルスイングした打球もサードゴロ。森〔右〕の三遊間への打球は、結果的にセンターまで抜けるが、これはサードが弾いたためエラー判定。どうしても1本が出ない。

 そんな中、住吉は快調なピッチングを続ける。代わってから6人の打者を完璧に抑えている。6回裏の先頭打者こそ四球で出したが、次打者からは三振。不運な内野エラーもあったが、その後を2つの内野フライで抑え、3イニングを被安打0で締める。

 ピッチャーの踏ん張りを、最終回の攻撃につなげたい。ここで頼れる男・宮本〔中〕が巧みなバットコントロールで、三塁手の後方に軽打する。懸命にグラブを出すも捕球できず、内野安打でチーム初ヒット。ようやくノーヒットノーランの呪縛から逃れたが、最後まで得点ならず。

 6連勝が幻だったかのように、ハーツ打線は元気なく、わずか1安打で0-6と完封負けを喫した。しかし負ける時はこんなもの。良い当たりを打っていた選手も散見され、引きずることさえなければ、また新鮮な気持ちで次戦に臨めるだろう。

 そろそろ梅雨に入る時期だが、こうして球場を確保したり、審判さんにグラウンドまで来ていただくことで、我々草野球チームは無事に試合ができている。もちろん互いのチームへのリスペクトも同様だ。一試合を行うまでに、多くのメンバーが裏方的な役割をそれぞれの責任で全うしている。当たり前に思えることに、あらためて感謝の心を持ちながら、来週以降も野球とともに楽しい土曜日を過ごしたい。

文責【6】

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