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週刊ハーツ

2021.12.11

12月11日 あしたば戦 11-8

2021年12月11日(土)13:00~15:00
羽根木公園A面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

H 110 117  11
A 130 220   8

投:高松-矢野〔勝〕-住吉〔S〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:三好(あ)、加島(あ)
二塁打:尾崎(あ)、福本(あ)

 1 (遊)矢野【32】
 2 (三)住吉【51】
 3 (二)横井【 6 】
 4 (左) 森  【 0 】
 5 (一)藤本【 5 】
 6 (中)土屋【13】
 7 (捕)筒井【18】
 8 (投)高松【49】
 9 (右)角田※
10(指)兵藤【23】
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(最終回をテンポ良く抑え、勝利を呼び込む!)
敢闘賞=筒井(会心のセンター前ヒット)
技能賞=矢野(投手として復活の兆し)
技能賞=横井(3割惜しかった。でも1本出た)
守備賞=土屋(流石の動きでセンターフライを好捕)
山山賞=なし

試合動画

 ライバルあしたば戦が、2021年度の南海ハーツ最終戦となった。
 ハーツの打順は、3割を目指す矢野、住吉、横井が1番から並ぶ。あしたばの先発は安藤投手〔左〕。1回表、ハーツは四球、盗塁の住吉を二塁に置き、3番・横井〔中〕がうまく一二塁間を破り、先制のライト前タイムリー。この時点で打率.303に乗せる(最終成績は.299、惜しい!)。なおも二死一三塁で、6番・土屋〔右〕はジャストミートで打球はレフトヘ。しかしここは佐藤左翼手が右へよく走り好捕。追加点ならず。

 ハーツの先発は高松〔左〕。先頭の福本選手をセカンドゴロに打ち取る〔右〕。しかし四球で生かした長堂選手を、内野守備陣が2つのエラーで生還させてしまう。初回は1点を取り合うかたちに。

 2回表、ハーツは相手エラーで1点を追加。その裏、あしたばは、三好選手の三塁打〔左〕、尾崎選手の二塁打〔中〕、鈴木選手〔右〕の単打がそれぞれタイムリーとなり、3点を挙げて、4-2と逆転。

 3回表のハーツは、4番に起用された若手最年長の森〔中〕がレフトへクリーンヒット。森は規定打席未到達ながら、20打数6安打でぴったり3割。この1本は大きい。来季のさらなる飛躍が期待される。その裏の高松は、あしたばの強力上位打線を三者凡退。リズムの良いピッチングで、中盤からの反撃につなげる。

 4回表、先頭の7番・筒井は、安藤投手の変化球をうまく掬い、センターへライナーヒット〔左〕。その後、助っ人の角田選手(前回までは巨人のユニフォームだったが、この日は西武)がねばり強く四球を選ぶ〔右〕。この回も相手のエラーが絡み1点を追加し、ハーツはじわり3-4と迫っていく。

 4回裏、高松からのバトンをつないだのは矢野〔左〕。今季、ピッチャーとして飛躍を遂げた2年目右腕だ。その直球を、この回先頭の5番・加島選手〔中〕が引っぱたくと、打球はレフト森の頭上を越える三塁打。つづく佐藤選手〔右〕もうまくライトへ運び、まず1点。この後エラーも絡み、もう1点追加。

 5回表のハーツは、先頭の2番・住吉〔左〕の打球がショート手前で急に弾み、ラッキーも味方したセンターへのヒット。つづく横井は力のないピッチャーゴロとなるが、ファーストへの送球時、逆光で捕球ならず、無死二三塁に。森の三塁ゴロ間に住吉がホームインし〔右〕、ハーツはタイムリーなしでも渋く1点。4-6とし、主導権を完全には渡さない。

 5回裏のあしたばは、一死から福本選手がレフトへの二塁打〔左〕。つづく長堂選手はショートとセンターの間に落ちるヒット。その後、二三塁から3番・安藤選手〔右〕がセンターへきっちり運び、タイムリー。さらに内野エラーもあり、1点。あしたばは上位打線が機能し、8-4とダブルスコアでリード。ハーツがこつこつ1点ずつ積み重ねても、それを上回る得点力で優位を保ったまま最終回の攻防へ。

 あしたばは、ここまで4失点ながら自責は1で好投していた安藤投手から東岡投手〔左〕へスイッチ。すると、6回先頭の筒井がサードへしぶとく内野安打〔中〕。この後はなんと5四球、3死球が重なり、5番・藤本〔右〕のしぶといライトへのヒットもあり、計7得点。最終回に11-8と大逆転。

 最後を託されたのは住吉〔中〕。この日は球のキレが良く、2奪三振に投ゴロ。三者凡退で締めて、セーブも記録。
 南海ハーツがあしたばを11-8で下した。あしたばさんにはGリーグで連敗を喫しているため、今季3試合目で初勝利。打ち勝てたわけではないが、攻守ともに最後まで諦めない姿勢が逆転につながったといえる。長打はあしたばのみ。ハーツは6本の単打を効果的に得点に結びつけた。勝利投手は矢野。9月以来の5勝目を手にする。苦労した時期もあったが、1年を通して投げ切った自信は来シーズン確実に身となっていくだろう。

 2021年度シーズンは、11勝13敗2分。勝ち越しはならなかったが、終盤に3連勝できたことは大きい。各試合、なかなか9人揃わない週もあり、人数集めには苦労したが、そこは今季から出欠&助っ人係の大役を担った、久原(チーフ)、小西、矢野の3選手が多大に貢献してくれた。彼らの誘いで、西塚、土屋が入団し、若手メンバーが増えるとともに、選手層にも厚みが出た。高松、筒井、横井は全26試合出場を果たし、フル参加が3人というのは久しぶりではないだろうか。兵藤の戦列復帰も嬉しい。
 次週は今年最後の野球で、2022年度の開幕戦扱いとなる試合。けが人を出すことなく、みな元気な体で、笑顔で今年を締めくくりたい。

文責【6】

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