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週刊ハーツ

2021.07.31

07月31日 あしたば戦 5-8

2021年7月31日(土)15:00~17:00
羽根木公園A面(ホーム)
Gリーグ第7戦
【南海ハーツ vs あしたば】(2回戦)

A 003 320  8
H 010 211  5

投:矢野〔負〕
捕:住吉

本塁打:佐藤(あ)
三塁打:福本(あ)、加島(あ)
二塁打:長堂(あ)、矢野(ハ)

 1 (中)久原【24】
 2 (三)高松【49】
 3 (左)小西【29】
 4 (一)筒井【18】
 5 (捕)住吉【51】
 6 (遊)横井【 6 】
 7 (投)矢野【32】
 8 (指)山口【31】
 9 (右)西塚【92】
10(二)藤本【 5 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=長堂選手(あしたば)
 優秀=佐藤選手(あしたば)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=矢野(レフト越え二塁打含むマルチ安打に、気合の完投)
技能賞=住吉(2回に先頭打者でレフト前。先制のホームも踏む)
技能賞=山口(長堂投手の速球を捉え、見事なセンター前ヒット)
技能賞=小西(しぶとくセンターへのヒットで打撃好調維持)
守備賞=山口&藤本(山口が二ゴロをがっちり捕球、ショーバンを一塁の藤本が巧みなハンドリングでアウトに)
守備賞=小西(5度のレフトフライを安定の守備力でキャッチ)
山山賞=なし

試合動画

 あしたばさんとのGリーグ第7戦は、前週よりもさらに厳しい暑さ。過酷な状況だったが、両先発投手は6イニングをともに完投、両軍打線も好投手に懸命に立ち向かった。

 ハーツの先発は矢野〔左〕。1回表、あしたばの2番・長堂選手に二塁打が出るが、後続を落ち着いた投球で打ち取り、無失点スタート。あしたばの先発は長堂投手〔中〕。ハーツも初回に2番・高松〔右〕がきれいにセンターへ打ち返すが、こちらも連打とはならず、無得点。

 2回裏、ハーツは先頭の5番・住吉がレフトへクリーンヒット〔左〕。エラーが絡み、一死一三塁となった後、一塁ランナーの横井が二塁へ走る。東岡捕手から良い送球が二塁へ届き、横井は挟まれてしまうが、その間に住吉がホームイン〔右〕。ラッキーなかたちでハーツが先制する。

 3回表、あしたばは死球などで一死一二塁とすると、1番・福本選手〔左〕のライトへの打球が三塁打となり、二者が生還。逆転すると、ワイルドピッチもあり計3点。ここで、あしたばへ流れが傾き始める。
 再び反撃したいハーツは、その裏、先頭の9番・西塚〔右〕が死球で出塁。大事にしたいランナーだったが、長堂投手はそこから2奪三振などで踏ん張り、リードを守る。

 4回表、あしたばは一死一塁から、6番・加島選手〔左〕がライトへの三塁打で、1点を追加。この時、ファーストの高松が中継に入り、横井、筒井と転送され、三塁はきわどいプレーになったが、惜しくもアウトにはできず。このチャンスで、7番・佐藤選手〔右〕が見事なバッティングで左中間へ。レフト小西とセンター久原のちょうど真ん中を打球が抜けていき、ハーツには無情なランニングホームラン。劣勢と暑さで疲労が増していたハーツ守備陣にとって、この一打は大きなパンチとなった。

 それでも諦めるわけにはいかない。ハーツは4回裏、先頭の3番・小西〔左〕が低目の球に食らいつき、センターへのヒット。盗塁時に捕球エラーもあり三進すると、ワイルドピッチでホームイン。脚で1点を返す。住吉が四球出塁し、二進すると、7番・矢野〔中〕はショートの右横を抜けるセンターへのタイムリー。続く8番・山口〔右〕も長堂投手の直球をジャストミート、こちらもセンターへライナーのヒット。西塚は2つ目の死球で二死満塁。3-6で点差は3点。10番・藤本の打撃に期待がかかったが、タイムリーとはならず、ハーツはこの回の攻撃を終える。

 5回表、ハーツの守備には見せ場があった。一死二塁から、12番・五十嵐選手のセカンドゴロで、この回から守備に就いた山口ががっちり捕球すると〔中〕、ファーストへ送球。難しいショートバウンドとなったが、一塁の藤本が巧みなグラブ捌きで好捕。このコンビプレーで二人は守備賞を受賞。しかしこの後、エラーとタイムリーで、あしたばは貴重な2点を追加。8-3で優位は変わらず。

 5回裏、ハーツは1番・久原〔左〕が死球で出塁。エラーとワイルドピッチで一死二三塁とすると、4番・筒井〔右〕がセンターへ鋭いライナー。安藤選手が好捕するが犠牲フライとなり、ハーツも粘り強く追い上げる。

 4-8で迎えた6回裏、ハーツにとっては最後の攻撃となる。一死から矢野の放った打球はレフトへ大きく舞い上がり〔中〕、そのまま左翼手の頭を越え、二塁打。この日チームで唯一のマルチ安打となり、投手としては完投で、その貢献度を評価され、Gリーグの優秀選手賞、ハーツの敢闘賞を受賞した。塁に出た矢野がパスボールで生還し、5-8まで追い上げるが、ハーツの反撃もここまで。あしたばはリードを奪ってから連続イニングで加点し、ハーツは粘りが及ばない苦しい試合展開となった。5得点のうちタイムリーは1本に留まり、決定力の差が勝敗に表れたと言える。

 Gリーグ第7戦は、ここまで1敗を守ってきた優勝候補筆頭のあしたばが南海ハーツを下し、5勝1敗に。ハーツは3週連続のGリーグで悔しい3連敗を喫し、今季の通算は3勝4敗となった。最終戦は勝利を手にし、5割でリーグ戦を終えたい。
 そして若手メンバーを中心に、練習をしたいという声も上がっている。各選手の技術を上げていくとともに、チームワークの向上も目指し、シーズンの後半戦に向けて、いい野球をしていけるよう頑張りたい。

【文責・背番号6】

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