since 1997

週刊ハーツ

2019.06.22

06月22日 TEAMシゲル戦 4-10

2019年6月22日 15:00~17:00
世田谷公園野球場B面(ビジター)
Gリーグ 第5戦
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】(2試合目)

H 010 3(3)  4(7)
S 020 8(x)  10

投:岩本〔負〕-住吉
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:永山、綿貫

 1 (遊)住吉【51】
 2 (投)岩本【 1 】
 3 (三)高松【49】
 4 (指)横井【 6 】
 5 (一)筒井【18】
 6 (二)柴川【 4 】
 7 (指)永山【36】
 8 (捕)綿貫【14】
 9 (中) 森  【 0 】
10(指)山口【31】
11(左)宮本【19】
12(右)桑原【99】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小松選手(TEAMシゲル)
 優秀=金城選手(TEAMシゲル)
 優秀=綿貫選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=綿貫(フルスイング貫き一時、勝ち越しとなる2点適時二塁打)
技能賞=永山(先制点を呼びこむ強烈二塁打に、2得点に絡む激走)
守備賞=なし
山山賞=なし

動画はコチラ

 雨で中止も心配されたGリーグ第5戦。3週連続中止は阻止したいハーツナインの熱い思いが実ったか、世田谷では雨脚も弱まり何とか試合は決行。Gリーグ王者奪還に燃えるハーツは4回に綿貫の2点適時打もあり、勝利に近づいた。だが、その裏、雨脚が強くなるなど、プレー環境は厳しくなるばかり。加えて、前回覇者・シゲル打線の粘りもあり、まさかの8失点。4対10で敗戦した。これでリーグ成績は3勝2敗となった。

 序盤はハーツのペースだった。1回表は得点こそ奪えなかったが、二死から三番・高松の左前打〔左〕などで満塁機を作るしぶとさを発揮。さらにその裏の守りでは遊撃手・住吉が中堅前の飛球を快足飛ばしキャッチ。そして2回表は先頭の七番・永山が強烈な左翼への二塁打〔中〕で出塁。永山は続く綿貫の遊ゴロで三進、九番・森の三ゴロ〔右〕で本塁生還と激走も見せ、幸先よく1点を先制した。

 この日、先発の岩本〔中〕もテンポの良い投球を披露。2回裏はシゲルに2本の三塁打を浴び逆転を許すが、3回を終え7つの内野ゴロを奪うなど持ち前の制球力で凡打の山を築いた。

 そして1対2で迎えた4回表、ハーツ打線が力を見せる。敵失で出塁した先頭の高松が二盗、三盗と好機を作ると六番・柴川が左翼への犠飛〔左〕で同点。さらに二死一、二塁の好機で打席には綿貫。この日の綿貫は得意の流し打ちは封印し、初球から強振。そしてツーストライクと追い込まれた3球目、相手守備陣も驚いたであろう、綿貫はフルスイングを貫き左中間を破る二塁打〔右〕。二走・筒井に続いて永山も一塁からホームインし2点を追加。「新生・綿貫」の覚醒に、ベンチのムードも最高潮となった。

 ただ、その裏から世田谷は土砂降りに。疲れの見え始めた岩本、そしてリリーフの住吉も制球が定まらないなど不運も重なり、8失点。5回表の攻撃こそ山口〔左〕、宮本〔右〕の連続安打を皮切りに5安打を放ち打者10人の猛攻で3得点。Gリーグ試合成立のルールによりスコアに反映されないものの、最後まで諦めない粘りを見せた。

 悔しさが残る試合となったが、好材料もあった。やはり公式戦なのか、ベテラン勢は随所に勝負強さを発揮。綿貫は後ろに逸らさないなど捕手としても堅守を見せれば、永山も積極走塁が光った。高松はこの日2安打し、筒井も1安打2四球と全出塁。走塁面では住吉、高松が果敢に三盗を仕掛け、成功。加えて、走れる四番・横井も2盗塁。走塁の力で相手にプレッシャーをかけていく場面も見せることができた。

 守りでは、高松が2回裏無死二、三塁の場面で右翼・桑原へ前に出るよう指示。その直後、打球はちょうど、右翼の正面へ。安打性の打球を好捕する桑原のナイスプレー〔中〕を後押しした。さらに左翼・宮本は三塁打にはなったが、大飛球を捕れそうな状況までもっていくなど的確なポジショニングを見せた。

 こういったポジショニングに加え、相手の配球傾向などベテラン勢の経験に裏打ちされた情報を、チームとして共有していくことも、逆転優勝へのカギとなっていくだろう。そして、いよいよ体力の消耗していく夏に突入。頭脳プレーも駆使しての戦いも不可欠となってきそうだ。

【文責・背番号0】

コメント

コメントフォーム

表示:PC