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週刊ハーツ

2018.11.10

11月10日 あしたば戦 2-6

2018年11月10日 13:00~15:00
東台野球場B面(ビジター)
Gリーグ 第7戦
【あしたば vs 南海ハーツ】(2試合目)

H 000 100 1x  2
A 201 201       6

投:柴川〔負〕→松尾→高松
捕:横井→綿貫

本塁打:なし
三塁打:福本(あ)
二塁打:なし

 1 (左)久原【24】
 2 (指)綿貫【14】
 3 (遊)松尾【17】
 4 (三)高松【49】
 5 (一)筒井【18】
 6 (捕)横井【 6 】
 7 (中)今泉【63】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (投)柴川【 4 】
10(指)藤本【 5 】
11(右)永山【36】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=安藤(あしたば)
 優秀=長堂(あしたば)
 優秀=松尾(南海ハーツ)

★ハーツ三賞★
敢闘賞=松尾(2安打&急きょリリーフし3回力投)
守備賞=今泉(中飛を好ダッシュで捕り飛び出した走者を刺す起点に)
山平賞=高松(リリーフで2回1失点)

 Gリーグ逆転優勝のためには重要な一戦。当初は人数が心配されたハーツは11人のメンバーをそろえて臨んだが、勝負としては、一度も主導権を握れないまま、敗戦となった。

 ハーツは1回表、先頭の久原が幸先よく左前にクリーンヒット〔左下〕。しかし二盗を狙ったところで長堂捕手の強肩〔中下〕に刺され盗塁死。そのあと綿貫〔右下〕にもヒットが出たが、三、四番が倒れ無得点と、安藤投手の立ち上がりをとらえることに失敗した。

 その裏。この日、エース・住吉を欠くことになったハーツは、柴川〔左下〕の先発。こちらは立ち上がりリズムをつかむ前につかまり、福本選手〔中下〕の二塁打と安藤選手〔右下〕の適時打で2点を失った。そしてさらに2回裏に入るところで爪に変調をきたすアクシデント。ハーツは松尾の投入となった。

 急きょ登板となった松尾〔左下〕は、準備不足かつ久しぶりのマウンドでよく3イニングを投げたが、さすがに球数がかさんでくると抑えきれず、3回に2安打と内野ゴロで1点、4回に3四球に失策も絡んで2点と点を失った。
 ただこの日に関しては、住吉を欠くなか、投手陣の6回6失点は、ある意味想定の範囲内(守備では今泉が4回無死一、二塁から中飛を好ダッシュで捕球し〔中下〕、飛び出した走者を8-6-4の中継で刺して併殺〔右下〕とする好プレーも出た)。むしろ敗因は、2点に終わった攻撃のほうということになるだろう。

 この日のハーツ打線は、4回に松尾の右前打〔左下〕と敵失で作った満塁から横井の押し出し四球で1点、7回に再び松尾の右前打から2四球で満塁とし、今泉の中前適時打〔中下〕で1点を奪ったのみと、安藤投手〔右下〕を攻めきれず。早いカウントから打っている割にはいい当たりができていないシーンが多かったようにも見受けられた。このあたりは、バッティングチャンスで却って力んだとか、打ち気にはやって難しい球を打ってしまったとか、原因はさまざまかもしれないが、今一度、各自整理し直し、次はできるだけ、振りにいったら一振りで仕留められる確率を上げていきたいところだ。

 また、5回に、下位打線の中で唯一出塁した柴川が二盗を試みて刺されてしまったのももったいなかった。今季後半は、ある程度リードを許している場面での盗塁失敗がけっこう目についてきたように思う。もはや今季の残りについてはわざわざ慎重になる必要はないかと思うが、来季に向けては、セーフの確信がなければ走るべきでない状況と、ある程度リスクがあっても走るべき状況など、再整理する必要はあるかもしれない。昔は「誰もが走ればだいたいセーフ」だったので、イケイケでよかったが、もう、チーム全体がそのままの意識では、大事なゲームは勝ちきれない局面に来ている気もする。

 いずれにせよ、今季のGリーグは泣いても笑ってもあと1試合。幸い、かすかではあるが、優勝の可能性は残っているようなので、集中して、できることはやり切って天命を待つしかないだろう。

【文責・背番号5】

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