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週刊ハーツ

2018.03.24

03月24日 新宿ブンブン戦 19-1

2018年03月24日 13:00~15:00
羽根木公園野球場B面(ホーム)
Gリーグ 第1戦
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】(1試合目)

この試合、南海ハーツの正規メンバーが6名しか揃わず(助っ人3名)、ハーツ側からブンブンさんに不戦敗を申し入れ、了承していただきました。Gリーグとしては、新宿ブンブン7-0南海ハーツで、新宿ブンブンさんの勝利となります。新宿ブンブンの皆様、このような形になり、大変申し訳ございませんでした。試合自体はフリーマッチとして行われました。以下は、その結果になります。

B  0  10 000   1
H 12 34 00x  19

投:横井→高松〔勝〕→阿部※
捕:綿貫

本塁打:住吉
三塁打:河合※
二塁打:なし

1(投)横井【 6 】
2(二)兵藤【23】
3(遊)住吉【51】
4(三)高松【49】
5(一)河合※
6(捕)綿貫【14】
7(右)滝村※
8(左)阿部※
9(中)永山【36】
※は助っ人

★ハーツ三賞★
殊勲賞=兵藤(打撃改造が結実した猛打賞で4打点(勝利打点付き)!)
敢闘賞=高松(貫録の無失点ピッチング&2安打3打点)
守備賞=綿貫(1-2-3の併殺完成と、ファウルを掴み捕ったキャッチング)
山平賞=横井(急造先発投手の責任果たし、1安打2打点3盗塁4得点)
山平賞=住吉(今季チーム第1号ホームラン、2打点4得点)

 桜が綺麗なことでも知られる羽根木公園。そろそろ満開に近づく頃だ。前夜に雨が降ったものの、驚異的な水捌けでグラウンドコンディションは保たれた。

 この日の南海ハーツは横井〔左下〕が緊急先発。その後、高松〔中下〕、阿部投手〔右下〕とリレーし、それぞれ2イニングずつ役割を果たした。横井は立ち上がりの悪さに課題を残すも、外角低目の球で3三振を奪うなど、少しずつピッチングに慣れてきたようだ。今やハーツの守護神となった高松は点を与えないマウンド捌きが圧巻。3回は無死満塁となるが、サードゴロ本封と1-2-3のダブルプレーで無失点。4回には2奪三振も記録した。助っ人として駆けつけてくれた阿部選手はサイドからの伸びのある直球と多彩な変化球で、4奪三振のパーフェクトリリーフ。

 打撃に目を移そう。ハーツ打線は初回から桜満開となった。ほぼ打者二巡となった1回裏はなんと12得点。その後も加点し、3回終了時までに19-1と南海ハーツは大量リード。
 中でも光ったのは、猛打賞を記録した2番兵藤である。1回裏の第2打席ではセカンドのグラブの先を抜けるライナーヒット〔左下〕で1打点。2回裏には無死二三塁から、レフトへ掬い上げる2点タイムリー〔中下〕。3回裏にはレフト線へのこれまた綺麗な軌道のヒット〔右下〕。
 兵藤の好調さは開幕戦の3月3日から継続中で、目下打率.500でリーディングヒッター独走態勢。何より今年の打撃で印象に残るのは、引っ張りでいい打球を打ち続けている点だ。タイミングもドンピシャである。シーズンオフに密かに打撃改造に取り組んでいたようで(内容は企業秘密)、元々理論派の兵藤が脳内のイメージを自身の体で正確に表現した結果に他ならない。早くも不動の2番打者になりそうな勢いだ。

 そして、この日グラウンドに立った正規メンバー6人全員が安打を放つなど、「ああ、これが不戦敗でなかったら…」と言えそうなほど打撃陣の状態の良さは目立ち、3番住吉〔左下〕は見事なランニング〔中下〕ホームラン〔右下〕!

 4番高松はレフト線へのタイムリー〔左下〕を含む2安打、3打点。6番綿貫〔中下〕も負けじと右方向へ2安打、2打点。9番永山〔右下〕はレフトとセンターの間に落とす技ありのヒットでチャンスメイク。しかも初回には隙を突く三盗で、湿り気のあるダートをものともせず、自慢の脚?でも魅せた。

 守備では永山監督(兼記録部長)がビデオを見て発見した、4回表の綿貫のキャッチングが見事だった。ファウルとなりそうな打球を地面すれすれでダイレクトキャッチ〔左下〕。結果として三振を取ることができた。
 そして貢献度で言えば、この日の助っ人陣。5番に座った河合選手(開幕戦以来2試合目)は豪快なスイングで三塁打〔中下〕を含む猛打賞。“助っ人のレギュラー?”とも言うべき滝村選手〔右下〕もきっちりセンター前へと打球を運んだ。

 まさに出場選手全員が仕事人として一丸となった試合である。この集中力は今後も大切にしていきたい。
 今季の南海ハーツは、人数が揃う日には13人で臨めたりもするが、足りない日は多くの助っ人に頼らざるを得ず、不安定な状態が続いている。Gリーグの開幕戦を飾れなかったのも、この日だけではなく、試合に臨むまでの準備(出席簿の期日までの入力、集合時間の遵守など)の面で、チーム内にまだまだ緩さと甘さがあるからと言えるだろう。
 大人の集団であり、自由な雰囲気の中で20年以上続いてきた、伝統ある草野球チーム・南海ハーツ。Gリーグの各球団は、「今年こそ優勝を我がチームに!」と打倒ハーツで向かってくるはずだ。昨年の成績からもわかるように5チームの力の差はない。ここ一番の結束力で勝ってきた南海ハーツだが、連覇を継続するためには、本当に気を引き締めてリーグ戦に臨んでいかなければならない。

 草野球は相手チームと審判の存在があって初めて成立する。まずは対戦相手として、こちらがきちんと試合に入れる状態を作るのが最低限のマナーである。幸い、助っ人に来てくれる各選手も「南海ハーツの雰囲気はいい」と言ってくれる。その言葉に甘えてばかりはいられない。対戦チームからも、審判からも信頼を得るチームとして、南海ハーツの伝統を全員の意識で守り続けていきたい。

【文責・背番号6】

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