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週刊ハーツ

2017.12.09

12月09日 あしたば戦 3-6

2017年12月09日 13:00~15:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

H 021 000 0  3
A 002 004 x  6

投:住吉〔負〕
捕:柴川

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:吉岡(あ)、三好(あ)、土井

1(中)宮本【19】
2(二)藤本【 5 】
3(投)住吉【51】
4(一)筒井【18】
5(右)福田【 9 】
6(捕)柴川【 4 】
7(三)土井※
8(左) 森  【 0 】
9(遊)横井【 6 】
※は助っ人

★ハーツ三賞★
敢闘賞=住吉(勝利には届かず完投負けも、5回まで2安打の力投)
守備賞=福田(右中間の当たりを走り込んでジャンピングキャッチ)
山平賞=柴川(投前に芸術的なセーフティーバントを決める)

 いよいよハーツの2017年シーズンも最終戦。森の友人の女性陣2名が見学に訪れ、ベンチも華やぐ中でのゲームとなった。今季のハーツのここまでの成績は、15勝15敗3分けのピッタリ5割。シーズン勝ち越しか、負け越しかがこの一戦にかかる。

 1回表、ハーツは宮本の遊撃内野安打〔左下〕を足場に無死一、二塁から捕逸も絡んで二、三塁とするが、クリーンアップがいずれも倒れて無得点。しかしこの日のハーツには、ベンチの女性陣のほかにも心強い助っ人がいた。この日七番・サードに入った土井選手だ。どっしりとした迫力満点の体躯はさながら西武の中村剛也選手のよう。そして、そのスイングと打球もまた、「おかわり君」並みのそれだった。2回表、柴川四球の無死一塁から打席に入ると、センター左を深々と破る二塁打〔中下〕で先制点をたたき出す。また4回には、レフトへ高々と放った打球〔右下〕が世田谷公園のフェンス中段を直撃、当たりがよすぎて単打止まりというシーンも。規定のためハーツ三賞からは外れたが、インパクト絶大なプレーを見せた。
 ハーツは、2回にさらに1点を追加すると、3回にも住吉が内野安打で出て二盗、暴投で三進、内野ゴロの間に生還と足で加点した。

 ハーツの先発は住吉〔左下〕。最近足踏みが続いているが、この最終戦にチームの年間最多勝タイ記録の12勝目がかかる。この日の住吉は、制球、球威ともに安定、3回裏に吉岡選手の二塁打〔中下〕で2点は失ったものの、あしたばの強打の三、四番の東岡、三好両選手にも、2打席目まで投飛、三振、投ゴロ、捕飛と抑え込むなど、5回まで2安打の好投。ハーツは、ライトの福田が右中間の飛球を走り込んでジャンピングキャッチ〔右下〕する好プレーも出るなど、このところ続いていた守備の大きな乱れもなく、1点とはいえ、リードを保ったまま、いいリズムで終盤を迎えた。

 しかし……、あと少しで届くかと思われた勝利は遠かった。6回表に柴川の芸術的なセーフティーバント〔左下〕から作った無死満塁を併殺などで無得点に終わってしまったハーツはその裏、尾崎選手の左前打と四球で無死一、二塁とされると、続く吉岡選手の右飛を、この日好プレーを見せていた福田が落球し満塁。一死は取ったが、三好選手〔中下〕に三塁線を破る走者一掃の二塁打を浴びて逆転を許すと〔右下〕、さらに二死後、スピンのかかった一ゴロを筒井がはじき、ベースカバーに入った藤本もその送球を捕り切れずに二走の生還を許して、決定的な追加点を献上した。

 あと一歩まではいいペースで行ったが、最後は守り切れずの敗戦、打線は土井選手以外の正規メンバーで5安打(3回住吉〔左下〕、6回森〔中下〕、7回筒井〔右下〕)と、ヒット数はまずまず出たが、チャンスでのあと一本が出ず……。

 ハーツにとってGリーグ6連覇を果たした記念すべきシーズンだったが、一方で結局、守備力の不足と貧打という最近の課題は来季へ持ち越しとなった。もはやこの2つの課題は一朝一夕に何とかなるものではない気もするが、だからと言って年を重ねるままにただズルズルと衰えるのも芸がない。来年へ向け、メンバー全員が好きな野球を少しでも長く、多く楽しむために、もうひと踏ん張り何ができるか。ベテランはベテランなりに、若手は若手なりに何かあるはず。もちろん自分自身を含めてのことだが、来季に期待の持てるようなオフとしたいものだ。

【文責・背番号5】

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