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週刊ハーツ

2017.06.17

06月17日 あしたば戦 7-5

2017年06月17日 13:00~15:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
Gリーグ 第3戦
【南海ハーツ vs あしたば】(1試合目)

A 110 101 1  5
H 160 000 x  7

投:住吉〔勝〕
捕:綿貫

三塁打:筒井

1(遊)横井【6】
2(指)宮本【19】
3(捕)綿貫【14】
4(三)高松【49】
5(一)筒井【18】
6(投)住吉【51】
7(左)久原【24】
8(中)森【0】
9(二)藤本【5】
  (右)兵藤【23】守備のみ

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井(南海ハーツ)
 優秀=住吉(南海ハーツ)
 優秀=吉岡(あしたば)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=筒井(満塁走者一掃の右中間三塁打! 貴重な3打点)
敢闘賞=住吉(7奪三振で要所を締め、完投勝利)
守備賞=筒井(初回、ファーストゴロをがっちり捕球し、ピンチを救う)
守備賞=森(センターへのフライやライナーを安定の守備力で堅実にキャッチ)
山平賞=横井(逆転への口火を切る同点タイムリー&6回にバックアップから本塁補殺)
山平賞=宮本(2回裏、レフトへの価値ある勝ち越しタイムリー)
山平賞=綿貫(初回、ゲームを振り出しに戻す同点タイムリー&好リード、堅守)

 梅雨の合間できれいに晴れ渡った世田谷公園。南海ハーツはGリーグ第3戦に挑んだ。相手は好敵手のあしたば。
 1回表のあしたばは、一死二塁から今シーズン打率5割越えで絶好調の3番吉岡選手がレフト線ぎりぎりに入るライナー性の二塁打〔左下〕で1点先制〔中下〕。対するハーツも、1回裏に3番綿貫のセンター前タイムリー〔右下〕で1-1の同点とする。

 あしたばは2回表にも1点を奪いリードするが、その裏にハーツ打線がつながりを見せる。8番森のライト前などで一死満塁とすると、1番横井がスライダーを掬い上げ、レフト前タイムリー〔左下〕で同点。つづく2番宮本も巧みなバットコントロールでレフト前へ〔中下〕、3-2と勝ち越す。3番綿貫の押し出し死球を挟み、この試合の見せ場は5番筒井。二死満塁から走者一掃の右中間三塁打!〔右下〕で7-2と大きくリードを広げる。

 しかし、あしたば長堂投手はそこから立ち直り、4奪三振の力投で、以降ハーツに点を与えない。
 ハーツ先発の住吉〔左下〕は四死球こそ散見されるも連打を許さず、こちらも7奪三振で奮闘。特に3回表、あしたばの4番三好選手との対決では、緩急織り交ぜたピッチングで、速球系の後にブレーキの利いたカーブで三振を奪う〔中下〕など、試合を作っていく。長年の対戦で相手打線をよく知る捕手・綿貫の頭脳的なリードも光った。そして守りでチームに貢献したのがセンターの森。落下点への到達が的確で、前後左右どんな当たりにも対応、安定した守備で試合を引き締めた。

 試合は、あしたばが細かく1点ずつ返し、6回表二死で7-4。ここで二塁ランナーの恵美選手が三盗を試み、2番東岡選手の内野ゴロがヒットエンドランの形になり、恵美選手は一か八かで本塁を突く〔左下〕。バックアップの横井から綿貫への送球で間一髪アウト〔中下〕となり、最終回へ。
 粘るあしたば打線は、7回表、先頭打者の吉岡選手が三塁打でチャンスメイクすると、5番安藤選手がタイムリー左中間二塁打〔右下〕で2点差まで追い上げる。しかし住吉は最後の力を振り絞り、後続を抑え、南海ハーツがあしたばに7-5で勝利。

 ハーツは序盤にリードするも、あしたばに徐々に迫られる展開。お互いに攻守で力を発揮し、終始心地よい緊張感のある好ゲームとなった。どちらに勝利の女神が微笑んでもおかしくなかったが、この日は三軒茶屋の"Bacchus"がハーツに少しだけ味方したようだ。勝因を挙げるなら、ハーツは失点を各イニング1点までに止めた点だ。相手にビッグイニングを作らせなかったディフェンス面の粘りが勝利を引き寄せたといえる。

 ハーツ打線は、昨年入団の森〔左上〕、久原〔中上〕にヒットも出て、藤本もセンターから右へのヒット〔右上〕で好調維持。
 今年の南海ハーツはGリーグ3戦とも僅差で苦戦を強いられているが(それだけ各チームに力の差がない証拠といえる)、その中でしぶとく勝利をものにし、開幕3連勝できたのは、今後に向けてとても大きな意味がある。
 この日の結果で、南海ハーツはポイントを12まで積み上げ、Gリーグ首位に立った。しかし次週はこちらも無敗のTEAMシゲルとのリーグ戦。気を引き締めて、無敗対決に挑んでいきたい。

【文責・背番号6】

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