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週刊ハーツ

2021.06.12

06月12日 中野マシンガンズ戦 15-8

2021年6月12日(土)15:00~18:00
東台B面(ホーム)
Gリーグ第3戦
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】(1回戦)

M 121 120 1   8
H 452 400 x  15

投:矢野〔勝〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:小西(ハ)、下田(マ)、橋口(マ)
二塁打:齋藤2(ハ)

 1 (遊)住吉【51】
 2 (三)高松【49】
 3 (二)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (中)横井【 6 】
 6 (左)太田【16】
 7 (一)齋藤※
 8 (右)青木※
 9 (投)矢野【32】
※は助っ人

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=下田選手(中野マシンガンズ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=筒井(これぞ4番、4安打、4打点の活躍!)
敢闘賞=矢野(粘りの完投勝利。打でもマルチ安打)
敢闘賞=小西(センター越え特大三塁打含む2安打)
技能賞=横井(左右へ渋く2安打)
守備賞=なし
山山賞=なし

試合動画 前半 後半

 中野マシンガンズさんとのGリーグ第3戦は、3時間枠で7回終了まで行い、初回から乱打戦の末、南海ハーツが15-8で勝利を収めた。

 ハーツの先発は矢野〔左〕。2年目にしてGリーグでの登板も任されるようになった、期待の20代である。1回表、一死三塁からマシンガンズ3番・左打者の橋口選手が放ったゴロは、複雑な回転がかかり、三塁線に転がってから三塁手の右前まで大きく曲がり〔右〕、この間に三塁ランナーが生還。マシンガンズが先制する。

 1回裏のハーツは、マシンガンズ先発・菊地投手に対し、打線がつながり反撃する。まず一死二三塁から、4番・筒井〔左〕がフルスイングで三遊間を破り、1-1の同点。5番・横井〔中〕も前進守備のライトの頭上をぎりぎり越えるヒットで、2-1と逆転。二死後、7番・齋藤選手〔右〕が左中間を破り、さらに2点追加。4-1とする。

 2回表のマシンガンズはヒットは菊地選手の1本だけだったが、2つの押し出し四球で2点を返し、点差は1に。早くも接戦となる。2回裏、先頭の9番・矢野〔左〕は自らのバットでピッチングを楽にすべく、センター前ヒットで出塁。1番・住吉〔中〕もきっちり四球を選び、無死二三塁から、2番・高松の打球に前進守備のショートは三塁ランナーの補殺を狙うが、ランダウンプレーの間に矢野が本塁を陥れる〔右〕。さらに小西の三塁ゴロ間に1点。横井のサードゴロエラーでもう1点。再び齋藤選手のタイムリーがあり、ラッキーも味方につけ5得点。9-3とリードを広げる。

 9-4で迎えた3回裏、二死二塁から、今季絶好調の3番・小西〔左〕が強肩後藤選手の遥か上を越えるセンターオーバーの三塁打で値千金の追加点。筒井も勝負強く、レフト前へのライナーヒット〔中〕でもう1点。横井もしぶとくレフト前。二死二三塁で打席に入った6番・太田は、投球にうまくタイミングを合わせ、レフト線に大きな打球〔右〕。ぎりぎりファウルとなってしまったが、フェアなら確実に2点タイムリーの惜しい一打だった。

 4回表、マシンガンズは6番・下田選手〔中〕の左越え特大三塁打で1点を返し、ねばり強くハーツとの点差を縮めていく。

 4回裏、一死一塁で打席に入った8番・青木選手〔1左〕は小西の同僚で、人数不足に悩むハーツの9人目の選手として、野球は未経験ながらの参加。サードへのゴロは野選を誘い、ランナーとして生きる。矢野もヒットでつなぎ、一死満塁から2番・高松〔1右〕はレフト線に打球を放つ。左翼手の前でバウンドし、三塁ランナーが生還。小西のセンターへのタイムリー〔2左〕に続き、筒井もセンターへ2点タイムリー〔2右〕。ハーツは攻撃の手を緩めることなく、15-5で優位を保つ。


 5回表、マシンガンズは二死二三塁から、元気印の橋口選手がライトへ強烈な打球〔左〕。ランナー2人を迎え入れ、俊足の橋口特急はさらにスピードを増し、一気に本塁へ。しかし青木-横井-小西-筒井とつないだ中継プレーがぴったりで、ホームタッチアウト〔右〕。粘投の矢野を救う守備陣の踏ん張りだった。

 マシンガンズは5回裏から石井投手〔左〕にスイッチ。この回先頭の太田〔右〕は前の打席とは逆のライトへ、今度こそ技ありのヒットで出塁。まさにハーツの鉄人である。今年は打撃も好調だ。

 6回裏、二死二塁で打席に入った筒井はこの日絶好調で既に猛打賞。ここでも気合十分。往年の長嶋選手がヘルメットを飛ばしながら空振りしたシーンを再現するかのようなフルスイング〔中〕で、ベンチも盛り上がる。最後まで全力プレー、この一球にも草野球の醍醐味が凝縮されていた。

 矢野は7回を完投し、15-8でハーツが勝利。両チームともに得点を重ねたが(5回表まで毎回得点)、ハーツの勝因は、矢野が1イニングの失点を2点以内に収めたことだろう。ヒットを集中させることなく、強力マシンガンズ打線にビッグイニングを作らせなかったことが大きい。ハーツ打線は14安打とバットが振れ、前週の雨天中止のブランクを感じさせなかった。
 前年の覇者・中野マシンガンズさんに勝利できたのはとても貴重だ。7月に組まれているGリーグ3試合に向けて、弾みをつけていきたい。

【文責・背番号6】

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