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週刊ハーツ

2021.04.24

04月24日 新宿ブンブン戦 11-9

2021年4月24日(土)13:00~15:00
東台野球場B面(ビジター)
Gリーグ第1戦
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】(1回戦)

H 405 2  11 
B 701 1   9

投:住吉-矢野〔勝〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:住吉
二塁打:なし

 1 (捕)筒井【18】
 2 (一)高松【49】
 3 (左)小西【29】
 4 (三)横井【 6 】
 5 (投)住吉【51】
 6 (右)山口【31】
 7 (中)藤本【 5 】
 8 (二)太田【16】
 9 (遊)矢野【32】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小西選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=藤井選手(新宿ブンブン)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=太田(ダメ押しタイムリーに、勝利を決めた好守)
敢闘賞=小西(この日は小技が光るライトへの2安打)
敢闘賞=矢野(おめでとう、ハーツ入団後初勝利!)
技能賞=住吉(初回のタイムリー三塁打)
技能賞=横井(え、四番?からの先制2点タイムリー)
守備賞=横井(ぎこちなくもアウトだけはきっちりの三塁手)
山山賞=なし

動画はコチラ

 南海ハーツのGリーグ開幕戦は新宿ブンブンとの対戦。初回から点を取り合い、逆転の応酬となったが、ハーツが僅差で勝利し、白星スタートを切った。

 1回表、ハーツは2番高松〔1左〕が巧みなバットコントロールでセンター前ヒット。3番小西〔1中〕も巧く合わせてライト前。一死二三塁とし、4番横井〔1右〕が得意のセンター返しで2点タイムリー。5番住吉〔2左〕もジャストミートのレフト越え三塁打で続き、3点目。6番山口〔2右〕の内野ゴロの間にさらに1点追加し、初回に4点を先制。

 Gリーグの開幕投手は住吉〔左〕。初回から大量援護をもらい、リズムに乗っていきたいところだが、ブンブン打線は手強い。クリーンアップの3連打で、あっという間に3点を返すと、9番藤井選手〔右〕がなんと満塁ホームラン。センターのグラブの先を越えるライナー性の当たりで、一挙に4点を加え逆転。この先どんな試合展開が待っているのかと思わせる初回の攻防だった。

 Gリーグは投手リレーも重要になってくる。高松監督は思いきって2回から矢野〔中〕を投入。期待に応えるように矢野は三者凡退で2回を乗りきった。ここでブンブン打線のつながりを断ったことが、次の攻撃に生きてくる。

 3回表、ハーツは先頭の小西が渋くライト前に落とすヒット〔1左〕で出塁。一死満塁とし、7番藤本〔1右〕の打球は投手のエラーを誘い、まず1点。8番太田〔2左〕、1番筒井〔2中〕もきっちり選んで連続押し出し四球。同点から高松がレフト線にボールを運び〔2右〕、二者を迎え入れる逆転のタイムリーヒット。9-7と試合をひっくり返す。


 3回裏の矢野は、満塁のピンチを招くも、サード、ショートの本塁封殺もあり1失点で凌ぎ、リードを保つ。
 続く4回表、矢野の師匠にあたる最年長太田がいぶし銀のプレーを見せる。二死二三塁で打席に入った太田は、投球にタイミングを合わせ、ライト前へのクリーンヒット〔左〕。二人の走者を迎え入れる、本当に貴重な追加点。11-8とし、矢野の背中を押す。打順も並ぶ矢野は、しぶとくショート内野安打〔右〕。何度ヒットを打っても「初ヒットおめでとう!」とメンバーからいじられる矢野だが、2年目にしてそれだけチームに馴染んでいる証拠。いい流れで、裏のマウンドへ向かう。

 最終回となった4回裏、ブンブンは1点を返し、11-9と2点差まで迫り、なおも二死満塁。ここで榊原選手の打球はセカンドの左へ。そこにいたのは太田だ〔中〕。少しファンブルするものの、ここからの処理が速かった。なおかつ好判断で二塁ベースカバーのショートへ送球しホースアウト。この瞬間、南海ハーツがGリーグ開幕勝利を手にするとともに、ロングリリーフの矢野がハーツ入団後初勝利。記念すべき試合となった。

 チームの人数が足りなければ、9人目の男として球場に姿を現し、弟子の登板時には、バットとグラブで涼しい顔をしながらアシスト、新宿ゴールデン街では野球以上の存在感を示す。この日の活躍を高松監督がしっかり査定し、太田は殊勲賞を獲得。Gリーグの最優秀は小西、優秀は矢野だっただけに、ハーツならではの選考基準がまた味わい深い。
 緊急事態宣言の一日前で、ぎりぎり試合を敢行でき、価値ある一勝を手にしたハーツ。また次に野球を行える週に向けて、健康を維持しながら、焦らず待とう。

【文責・背番号6】

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