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週刊ハーツ

2021.04.03

04月03日 シルバーフォックス戦 6-24

2021年4月3日(土)13:00~15:00
光が丘公園野球場C面(ビジター)
フリーマッチ
【シルバーフォックス vs 南海ハーツ】

H 050  1      6
S 472 11x  24

投:矢野〔負〕-高松-小西
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:小西
二塁打:久原

 1 (中)久原【24】 
 2 (遊)小西【29】 
 3 (一)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (三)住吉【51】
 6 (左)山口【31】
 7 (右)宮本【19】
 8 (二)横井【 6 】
 9 (投)矢野【32】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=小西(一時は逆転となる、満塁走者一掃の三塁打)
技能賞=久原(あと50センチで土手越えのタイムリー二塁打)
守備賞=筒井(ファイト一発、果敢に攻めたキャッチャーフライがっちり捕球)
山山賞=久原(センターゴロ献上と、帰塁ミスで堂々の受賞?)

動画はコチラ

 前週と同じ光が丘公園、今度はC面での野球となったシルバーフォックス戦。
 活発な相手打線に押され、点差は開いてしまったが、ハーツらしい話題満載の試合が待っていた。

 まず幸先よくセンター前に打球を運んだのは、先頭バッターの久原〔中〕。今シーズン初打席でいきなりヒット!とベンチメンバー全員が思った瞬間、強肩のセンターがなんと一塁へ送球。ライトゴロ名人(やるほうも、やられるほうも)の綿貫なら驚かないところだが、ハーツ一の俊足・平である。アウトにはならないだろう、しかもセンターだよ、と思う間もなく、まさかのセンターゴロ。この一打が、ハーツにどんな流れを呼び込むことになるのか…。結果として、初回はあっさり三者凡退に。

 ハーツの先発は、昨年頭角を現した矢野〔左〕。しかしこの日は彼にとって今シーズン最初の野球ということもあり、制球に苦しむ。そんな32番を救ったのは、女房役の筒井だ。4点を先制され、苦しいピッチングの矢野を鼓舞する、キャッチャーファウルフライのダイビングキャッチ〔右〕。味方だけでなく相手からも拍手が湧き起こるほど、ガッツあふれるプレーであり、なおかつ球際も強かった。筒井に力をもらった矢野は次打者を投ゴロに打ち取り、1回を終える。

 反撃を開始したいハーツは、2回表一死一三塁から、今季初参加の7番宮本〔左〕がセカンドゴロでサードランナーを迎え入れ、1点を返す。さらに1番久原の押し出し四球で2-4。ここで2番小西〔右〕が値千金の満塁走者一掃の右中間三塁打! 一気に5-4と逆転する。親友1・2番コンビの活躍で、試合は面白い展開に。

 打線の援護で立ち直りたい矢野だったが、シルバーフォックスは再反撃を開始する。3四球と2本の単打、そしてセカンドのフィルダースチョイスなどで3点を奪ったあと、7番打者がバット一閃。風にも乗った打球はレフトの土手を越え、なんと満塁ホームラン〔中〕。効率の良い攻撃でこの回7点を奪い、シルバーフォックスが11-5と再逆転。

 3回表は三者凡退に終わったハーツは、その裏から高松〔中〕が登板。最初の2打者をともにサードゴロに打ち取り、その後2点は失ったものの、制球力を含め、さすがの安定感だ。

 4回表、この回先頭の9番矢野〔左〕がジャストミートでセンター前。昨年後半に開眼した打撃は今年も期待できそうだ。そして元気印・久原が打席に。いい角度でレフトに放たれた打球はぐんぐん伸び、土手に直撃する大きな二塁打〔中〕。盗塁で二進していた矢野を悠々と迎え入れ、新撰組一番隊の剣士は長打力にも磨きをかけてきた。そしてハーツ一のパワーを誇る小西に打順が回る。開幕から機能している人数確保係の若手3人組が並んだ打順、この場面でも3人そろい踏みとなるか。小西は2回の三塁打に勝るとも劣らない打球を左中間に放つ〔右〕。しかしセンターが好捕、ここで俊足久原がまさかのアウトカウント確認ミス、三塁に達するほど進んでおり戻れず、ダブルプレーに。久原は初回のセンターゴロとこのプレーの合わせ技で、見事に?山山賞を受賞。まさにセンターの守備に泣かされた格好だ。

 4回裏、マウンドに登ったのは小西〔中〕。前週同様に低目いっぱいに決まる見事な直球と、コントロールに苦しむワンバウンド投球が混在し、三振かと思われた球がボール判定で四球となるなどの不運もあったが、6つの押し出し四死球と、7番打者のこの日2発目となる満塁ホームランなどで計11失点。ピッチングでは悔しい結果となったが、彼なら引きずることなく次の試合でも成長を見せてくれるだろう。

 終わってみれば、6-24の大敗となってしまったが、若手が躍動した試合と言える。ハーツ打線は計3安打に抑えられたが、その3本は先述の若手3人組。今後の打線のつながりにも期待が持てるのではないだろうか。今シーズンは彼らの人数集めの努力によって南海ハーツは試合ができている。感謝とともに、3人の負担を少しでも軽減できるよう、チーム全員で9人そろえる意識を今後も継続していきたい。

【文責・背番号6】

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