since 1997

週刊ハーツ

2020.07.11

07月11日 新宿ブンブン戦 7-0

2020年7月11日(土)15:00~17:00
上井草スポーツセンター野球場D面(ホーム)
Gリーグ第1戦
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】(1回戦)

B 000 000  0
H 302 011  7

投:住吉〔勝〕-今泉
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:今泉
二塁打:松尾、住吉

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)今泉【63】
 3 (指)高松【49】
 4 (指)筒井【18】
 5 (捕)綿貫【14】
 6 (一)松尾【17】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (投)住吉【51】
 9 (二)兵藤【23】
10(左) 森  【 0 】
11(右)矢野【32】
12(指)宮本【19】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=今泉選手(南海ハーツ)
 優秀=住吉選手(南海ハーツ)
 優秀=関選手(新宿ブンブン)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(4回6K無失点の快投。打っても6回に適時二塁打)
敢闘賞=今泉(右翼頭上を越える三塁打。好走塁&好救援とフル回転)
技能賞=横井(1回裏、センター前に鮮やか2点適時打)
技能賞=久原(勝負強いぜ!3打席目の中前打に怖いもの知らずの4盗塁)
守備賞=なし
山山賞=なし

動画はコチラ

「これが、ハーツなのか?」
 待ちわびたGリーグ初戦は新宿ブンブンを相手に7対0と快勝。住吉、今泉の継投策がはまり完封リレー。打っても四球などで得た好機を生かし7得点。6月20、27日と2試合連続となる二ケタ失点で完敗していた姿はそこにはなかった。
 ナインの公式戦に懸ける意気込みは試合前から髄所に感じられた。
「保瀬って誰や?」
 試合開始約4時間前、高松監督から届いたオーダーを伝えるメールに謎の人名が。六番の打順に目を向けると「保瀬」という名の「謎の助っ人」が。試合が崩れたら登板も予定。この大事な公式戦で、そこまで頼る保瀬さんとは――。
 その正体は長年、ハーツを攻守走投で支える背番号17・松尾だった。松尾が来てくれたー。指揮官のサプライズに笑顔あふれるハーツナイン。その松尾に加え、ベテラン・宮本、スコアラー兼緊急事態に備える永山も久々の参戦。久原も素敵な方を同伴させるなど、それぞれが熱い思いを秘めて試合は始まった。

 まず、試合を作ったのは先発・住吉〔左〕だった。前回の恵比寿アタック戦同様、力まない投球を見せてくれた。この日はスライダーがさえた。リードする綿貫〔右〕も制球がよいと見ると変化球中心の攻めを徹底。住吉の速いストレートを想定していたであろうブンブン打線の裏をかき4回6奪三振。右打者がひっかけた三ゴロ5つに加え、打たれた2安打も右打者のセンター、ライト方向。いつもレフトを襲う弾丸性の打球はゼロという、相手の持ち味である強振を許さぬ快投劇を披露した。

 攻撃は初回から全開。失策で出塁した二番・今泉が二盗、三盗を決めると三番・高松の遊撃への当たりで先制のホームイン〔左〕。さらに2死満塁とすると七番・横井の中前安打〔中〕で三走・高松に続き、筒井も二塁からスタート良く本塁へ生還〔右〕。幸先よく3点を先制した。

 さらに3回裏、久原が四球を選ぶとすかさず二盗、三盗成功〔左〕。続く二番・今泉〔中〕の弾丸ライナーは右翼の頭上を越え適時三塁打。さらに四番・筒井〔右〕の遊ゴロの間に今泉が生還。2点を追加した。

 5回は中前打で出た久原〔左〕がこれまた二盗、三盗。さらに相手の暴投でホームイン〔右〕する「独壇場」。

 6回は松尾〔左〕、住吉〔右〕が二塁打を放ち1点ずつ挙げるなど着実に加点した。

 守っては前述のように三ゴロが多く飛んできたが、横井〔左〕、高松〔右〕がしっかり対応。特に4つの三ゴロをさばいた高松は久々の三塁守備で送球がすべて右に逸れてしまったが、これを一塁手・筒井がしっかりカバー。二人の「共同作業」でアウトをつかみとってみせた。

 そして5回から二番手で登板した今泉〔中〕も6回は2球で2アウトを取るなどテンポの良い投球を披露。2イニングを完璧に抑え、大魔神と称された高松、好左腕・松尾、60歳の豪腕・兵藤も温存させる快投だった。

 無安打に終わったものの、矢野〔左〕は2回裏、インコースを巧みにさばき左翼へ長打性の大飛球。惜しくもファールとなったがベンチ、相手もうならせた。そして森〔右〕は一生懸命にプレーするも打球は前に飛ばず。ただ最終打者となった6回裏、捕邪飛となったことで7対0での試合成立に「貢献」。安打となっていたら6回の得点はカウントされていないだけに、今後の得失点差、順位争いに好影響が出ることを期待したい。

 大敗続きのフリーマッチの不安を払しょくしてのGリーグ初戦快勝。公式戦となると人が変わったようになるハーツらしさも出た。このような完璧な試合展開はなかなかできないことは承知だが、喜びは格別だけにこれからも目指していきたいところだ。

【文責・背番号0】

コメント

コメントフォーム

表示:PC