since 1997

週刊ハーツ

2020.10.03

10月03日 TEAMシゲル戦 4-5

2020年10月3日(土)15:00~17:00
武蔵野公園野球場(ホーム)
Gリーグ第5戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(1回戦)

S 050 00(2)    5(7)
H 300 01(2x)  4(6)

投:今泉〔負〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (投)今泉【63】
 2 (遊)綿貫【14】
 3 (一)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (左)小西【29】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (中)兵藤【23】
 8 (指)藤本【 5 】
 9 (右)山口【31】
10(二)矢野【32】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=佐々木選手(TEAMシゲル)
 優秀=河井選手(TEAMシゲル)
 優秀=山口選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=山口(最終回二死一、二塁の土壇場で中前適時打)
技能賞=綿貫(狙いすました右前打など2安打2打点)
守備賞=矢野(セカンドで併殺にライナー好捕、さらにゴロも6本さばく)
山山賞=なし

動画はコチラ

 ハーツにとってのGリーグ第5戦。ここまで2勝2敗の五分だけに、優勝争いに残っていくためには落とせない一戦となったが、ハーツは終盤の粘りも及ばず惜敗、Gリーグ3敗目を喫した。

 先制したのはハーツ。初回にTEAMシゲルの先発・小松投手の立ち上がりをとらえ、先頭の今泉〔1左〕が投横内野安打で出て二盗と暴投で三進、綿貫〔1右〕が右前に落として先制点を挙げる。綿貫二盗の後、高松〔2左〕が三塁線を破るヒット、盗塁も決めて二、三塁とすると、内野ゴロの間に1点、捕逸で1点〔2右〕と加点し、幸先よく3点を挙げた。


 しかし、2回にハーツ先発の今泉〔中〕が珍しく制球を乱し、連続四球に失策も絡み満塁。一死後、連続適時打を浴び1点差。失策で同点となった後、三ゴロのとき本封を狙った送球が悪送球となり、逆転を許した。

 ハーツ打線は2回以降、リズムをつかんだ小松投手の前に、筒井〔中〕の左前打1本で4回まで無得点。今泉も3回以降は立ち直り、味方の反撃を待つ。

 今泉の踏ん張りに応えたいハーツ打線は5回裏、矢野の四球と盗塁などで一死三塁とすると、綿貫〔中〕が狙いすましたように右前に打ち返し、1点差と迫った。しかしシゲルも6回表、負けじと3安打を集中し2点、7対4と突き放す。

 それでもこの日のハーツは、最後まであきらめずに執念を見せた。6回裏、先頭の小西〔1左〕が中前打で出ると、盗塁と暴投で三進、二死後、藤本〔1右〕が四球を選び、盗塁で二、三塁となる。ここで打席に入ったのが、ここまで2三振と抑えられていた山口〔2左〕。鮮やかにセンター返しの適時打を放ち2点差に。さらに矢野の振り逃げで満塁となり、最後の打者を告げられた今泉〔2右〕に一本出れば同点の場面を作るが、四球で1点差となったところで時間切れ。引き分けに持ち込むことはできなかった。


 この日、守備のほうで特筆すべきはセカンドに入った矢野。初回にピボットマンとして1-4-3のゲッツーを成立させると、右に左にゴロを6本さばき、さらには強烈なライナーも好捕〔中〕と、アウトをいくつも稼いだ。2回には少し乱れが重なったハーツ守備陣だが、矢野が入ってセカンドが固まったことは、チームにとっては今後に向けて大きな好材料だと言えるだろう。

 2回の守備の乱れは惜しまれるものの、今泉が完投、攻撃陣の終盤の粘りで緊迫した展開となり、いいゲームではあった。ただ冷静に考えれば、内容的にはやはりちょっと力負けしたと言えるか。これで今季Gリーグは2勝3敗と借金生活に入った。ハーツは全体的に年齢層が高いこともあり、漫然と戦って優位に立てる相手はだんだんなくなってきたと言えるだろう。この日のように「いい試合だったが及ばず」というケースも増えてくるはずで、それでよしとするならそれでもいいが、もしもこれまでのように優勝争いに参入してゆくことを望むのであれば、攻守走、すべてにもう一歩突き詰めていかなければいけないことも確かだろう。

 2回に守備で乱れを見せたメンバー、四球で相手に得点のきっかけを与えてしまった今泉、また、最後に山口が打ったので印象が変わってはいるが、実は六番以下でいい当たりはこの1本のみ。2回にあっさりと3者凡退して相手投手にリズムを取り戻させてしまった下位打線にも、それぞれ思うところはあろう。さらに、上位打線なら、ここ一番でいかに力まず自分の打撃ができるか。また走塁面でも、この日は強肩捕手を相手によく走ったともいえるが、本当に競り合ったところでの走塁にはまだまだ詰められていない部分が多いようにも思う。もう、残りのGリーグはとにかく目の前の1試合1試合に集中して戦っていくしかない状況にはなったが、それぞれのメンバーが、前のゲームより自分を一歩前進させるという意識をしっかりと持ちながら、今後につながる戦いを重ねていきたいところだ。

【文責・背番号5】

コメント

コメントフォーム

表示:PC