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週刊ハーツ

2020.09.05

09月05日 ブルードラゴンズ戦 10-5

2020年9月5日(土)14:00~16:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs ブルードラゴンズ】

H 710 100 1  10
B 000 032 0   5

投:住吉〔勝〕-今泉-松尾
捕:綿貫-筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:小西、綿貫

 1 (中)久原【24】
 2 (一)松尾【17】
 3 (指)高松【49】
 4 (指)筒井【18】
 5 (左)小西【29】
 6 (遊)今泉【63】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (投)住吉【51】
 9 (捕)綿貫【14】
10(右)兵藤【23】
11(二)矢野【32】
12(指)藤本【 5 】
13(指)山口【31】
14(指)宮本【19】
15(指)太田【16】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(先発投手として4イニング無失点。右守備でも好プレーを連発し、チームを勝利に導く)
敢闘賞=久原(初回、1番打者として脚力を活かしたセーフティーバント&一塁へのヘッドスライディング。勝利への執念を体現し、チームを鼓舞)
敢闘賞=小西(初回、相手投手も脱帽の左中間を深々と破る二塁打を放ち、大量得点にはずみをつける)
敢闘賞=綿貫(得意のジャンケンで先攻をゲット! 警戒シフトの中でも得意の右打ちでマルチ安打)
技能賞=横井(監督のゲームマネジメントにきっちり対応。試合直前のグラウンド確保、試合では複数ポジションを堅実にこなし、チームに貢献)
技能賞=山口&藤本(揃って1安打。本家はコンビ解消も、ハーツのエンターティナーコンビはまだまだ健在か!?)
守備賞=矢野(内野手らしい軽快なステップで打球をさばく)
山山賞=なし

動画(前半)はコチラ
動画(後半)はコチラ

 当初の試合開始時刻にゲリラ豪雨予報が出たため、急遽、試合開始時刻を早めることになったが、両チームともに選手の確保が整い、14時10分のプレイボールで始まった。

 昨年の同カードでは苦杯をなめたハーツだったが、監督の期待通り、綿貫のジャンケン勝利で先攻をとると、1番打者久原の執念の内野安打をきっかけに、相手主戦に、初回だけで6安打を浴びせて大量7点を奪い、試合を有利に進め、住吉、今泉、松尾の投手リレーで逃げ切った。この試合は、開始時刻の繰り上げはじめ、15名の選手を使い分ける監督高松の打つ手がずべてに当たり、終盤、相手の反撃にあったが、気持ちのうえでは、完勝と言い切れるものだった。

 初回のハーツは、先頭の久原〔1左〕が内野安打で出塁、二盗、三盗を決め、続く松尾〔1中〕の中適時打であっさり先制。高松〔1右〕の内野安打でチャンスを広げると、筒井〔2左〕の内野ゴロ(記録は敵失)で1点を追加。この日5番に入った小西〔2中〕が左越え適時二塁打を放ち、さらに2人を迎え入れた。一死後、横井〔2右〕が内野安打で出塁、二三塁となっての住吉〔3左〕の一打は敵失を誘い走者2人が還り、6点目。さらに、じゃんけん勝利の大役を果たした綿貫〔3右〕が、得意のおっつけで中堅二塁打、さらに1点を加えた。

 2回は先頭藤本〔1左〕が右前打で出塁。二盗後、山口〔1右〕の振り逃げなどで、一死二三塁のチャンスをつくると、最高齢太田〔2左〕が遊撃を襲う適時打。4回には一死二塁で再び綿貫〔2右〕が右前適時打を放った。


 先発の住吉〔左〕は、ゆったりしたフォームから、直球、変化球ともに制球が安定、4イニングを被安打1、奪三振4、失点0に抑え込んだ。後を継いだ二番手、今泉〔右〕は代わり端、三連打を浴び3点を失ったが、[1-6-3]の併殺を完成させるなど、2イニングを投げ切った。

 そして最終7回を迎えて10対5、ハーツのリードは5点。マウンド上にはクローザーに指名された松尾〔左〕。しかし、簡単に終わらないところが、因縁のブルードラゴンズ(ブルドラ)戦なのか。
 先頭を四球で歩かせると、いきなりの一塁牽制は悪送球。しかしカバーに入った右翼手住吉は、二塁ベースカバーの遊撃小西に矢のような送球で、走者を二塁上で刺す〔右〕。続く打者の二塁打後、次打者が二塁後方に難しい飛球を打ち上げると、またしても住吉。ダッシュよく好捕し、ゲームセットまであと一人にこぎつけた。だが、この日の松尾はいっこうに安定しない。自ら死球、四球を与え、二死満塁のピンチを招いてしまう。

 ここで監督高松が動く。内野陣をマウンドに集め、松尾に檄を飛ばす〔中〕。この一言でスイッチが入った松尾はたちまち相手打者を追い込むと、最後は力ない内野飛球に打ち取り、試合終了。

 気になる監督高松の檄の内容だが、「初球ボールなら降ろす」だったそう。

 初回にあげた大量得点を、最後までハーツが守り切った一戦。試合全般を振り返れば、随所に好守が光ったハーツに対し、ブルドラは内野陣の乱れが主戦投手の足を引っ張るかたちになった。もし、当日朝の、試合開始時刻の変更が相手の守りに影響を与えたとすれば、この一戦を雨で流したくないというハーツの熱い思いがチームを勝利に導いたともいえよう。

【文責・背番号23】

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