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週刊ハーツ

2019.10.05

10月05日 新宿ブンブン戦 7-9

2019年10月5日 15:00~17:00
石神井公園B野球場(ビジター)
フリーマッチ
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】

H 002 05(4x)  7(11)
B 121 32        9

投:宮本-横井-筒井(楓)〔負〕
捕:筒井

本塁打:筒井(楓)、筒井
三塁打:森
二塁打:なし

 1 (指)山口【31】
 2 (遊)今泉【63】
 3 (捕)筒井【18】
 4 (右)高松【49】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (中) 森  【 0 】
 7 (一)藤本【 5 】
 8 (二)筒井(楓)※
 9 (投)宮本【19】
10(指)太田【16】
   (左)永山【36】(守備のみ)
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=筒井(逆転満塁弾で「親子アベックホーマー」を達成)
敢闘賞=筒井(楓)(劣勢はね返す同点2ラン)
技能賞=山口(クリーンヒットで通算200安打にリーチ)
技能賞=森(左越えの貴重な適時三塁打)
守備賞=筒井(「親子バッテリー」で反応よく捕邪飛をキャッチ)
山山賞=なし

動画はコチラ

 この日のハーツは、11選手が参加。約1カ月半ぶりとなる太田、通算200安打を「あと2本」と射程にとらえる山口、さらには遠い昔に双子用のベビーカーに乗って登場していた筒井家の次男の楓貴君もすっかり大人になり、助っ人として参加してくれた。

 1回表、いきなり魅せたのは山口。一番として打席に入ると、高めに浮いた球をきれいにセンター前へはじき返す〔左〕、通算199本目のヒット! 節目の記録にリーチを掛けた。この日の山口は、3回にも四球で出ると、積極的に走って二盗を決める〔右〕などノリノリ。チームのムードを盛り上げた。

 この日のハーツ投手陣は、先発・宮本から横井へのリレー。宮本〔中〕は立ち上がり、先頭打者に死球を与えると、二盗、返球エラーで進塁を許し、犠飛で先制点を奪われた。その後もピンチを招いたが切り抜け、1回を1失点。返球エラーの凡ミスが悔やまれるのと、イニングの先頭打者を出してしまうという課題は残ったが、初回の相手上位打線に対して1失点で切り抜けられれば結果としては及第点。この日のような「ショートスターター」的な起用に十分な可能性を見せた。

 2番手の横井〔中〕は、この日は四球もなく、2回は失策も絡んでの2失点、3回は1失点と、入りはまずまずの内容。しかし3イニング目に入ると、フォームがばらつきだして、高めに入ったところを連続二塁打を含む3連打とされるなど打ち込まれた。まだ、いいボールとそうでないボールの差が大きい感じがあり、いいボールを投げられたときのフォームの再現性をいかに高めていけるかが次の課題だろう。この年になってフォームを固めるのは口で言うほどやさしいことではないだろうが、今のチーム状況から行くと投げてもらわなければいけない選手だけに、頑張ってもらいたいところ。

 毎回失点を追うハーツは、3回に高松の高めのボール球をたたいての中前適時打〔左〕などで2点を返して追いすがり、5回にも高松の適時打と内野ゴロの間に得点。なお一死二塁から、森がレフトへ適時三塁打〔中〕、さらには二死三塁から楓貴君が左越えに強烈な一撃を放つと快足を飛ばして2ランホームランに〔右〕。ハーツはこれで同点に追いついた。

 5回裏からは楓貴君がマウンド上がり、捕手・筒井との「親子バッテリー」が実現〔中〕。守備の乱れもあって2点を失ったが、筒井には感慨深いものになったであろう。

 さらに、クライマックスは6回表に待っていた。ハーツは「何をやってもチーム最年長記録」の太田〔左1〕が四球で出塁すると二盗。さらに山口〔中1〕の四球と今泉〔右1〕の内野安打で満塁に。ここで打席に入ったのは今季絶好調の筒井。筒井〔中2〕は低めのボールをすくい上げ、左翼線に逆転の満塁ホームラン! この回表の攻撃途中で時間切れになったため、記録上はハーツの敗戦となったが、気持ちの上では高揚のゲームセットとなった。「親子バッテリー」ばかりか、「親子アベックホーマー」まで達成した筒井親子にとっては、忘れがたい一日になったに違いない。草野球の目的は、大きく言えば、それぞれの心の中にいい思い出を残すこと。これからも、この日のように、それぞれにとって、「いい瞬間」が多く重なっていけばと思う。

 さて、ハーツに訪れるであろう、次の「いい瞬間」は、もちろん山口の200本安打達成。山口らしい豪快な一撃で決めてもらいたいものだ。

【文責・背番号5】

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