南海HEARTS
2026.10.10
2026年10月10日(土)11:00~13:00
西戸山公園(ホーム)
第27戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】
H 051 030 0 9
W 000 003 3 6
投:小西-矢野-横井〔勝〕-加藤
1 (中)藤本【 5 】
2 (右)岩田【36】
3 (左)星野【34】
4 (指)筒井【18】
5 (二)兵藤【23】
6 (遊)横井【 6 】
7 (捕)矢野【32】
8 (投)小西【29】
9 (三) 黄 【47】
10(一)加藤【43】
11(指)高松【49】
★ハーツ表彰★(選定&コメント:高松監督代行)
殊勲賞=藤本(先頭バッターヒットで出塁だけでも十分なのに、なんと2打席連続ヒット。サード守備でも魅せてくれたから、文句なしの殊勲賞)
殊勲賞=矢野(猛打賞に加えて、1イニングを10球以内?で三者凡退に打ち取ったピッチングも見事。キャッチャーも似合う)
殊勲賞=加藤(長打2本に加えて、試練の2回をしっかり投げ切った胆力を評価)
殊勲賞=横井(3回を零封。今や投げるだけの人だが、ピッチャーゴロも捌けたから、まあ良しとしましょう)
敢闘賞=筒井(山平さんを思い出す電話との二刀流で、シニア唯一の長打を放った)
敢闘賞=小西(初回を0点に抑えた直後にチーム初打点。藤本さんより少しだけ上手いサード守備も加点した敢闘賞)
技能賞=星野(なんでもないレフトフライを、なんでもないように捕るのは、かなりありがたい。送りバントもナイスチームプレー!)
技能賞=岩田(先週の疑惑のヒットで気を良くしたのか、見事な三遊間のヒット。不慣れなショートでも三塁封殺を演出。敢闘賞でも良かったかな? グランドでの不器用さからは想像できない、たこ焼きを焼く時の串捌きは見事)
辻󠄀本賞=兵藤(試合中の負傷で途中退場となるも、飲み会は二次会まで完走。試合で骨折しながら、夜中迄麻雀を打った藤本の伝説に迫ったチーム愛は素晴らしい。膝の怪我が大事ないことを願っています)
辻󠄀本賞=黄(セカンドベースのすぐ後ろという独創性の高いセンター守備で、あわやのセンターゴロを演出。なにかを狙っている姿勢は素晴らしい)
早稲田ベースボールクラブさんを西戸山公園に招いてのフリーマッチ。天気も上々だ。この試合は丸山監督の足の状態が悪く欠席となったため、親友の高松が2試合連続で監督代行を務める。
1回表、オリジナリティあふれるスタメンがいきなり機能した。1番に起用された藤本〔左〕がセカンド横への渋い内野安打で出塁すると、2番の岩田〔中〕は本人曰く新打法で、三遊間を鋭く抜く安打。そして3番の星野〔右〕が球をじっくり見極め、四球で無死満塁に。願ってもない先制のチャンスとなったが、なんとここから三者連続内野ゴロで無得点。これは過去のシニアリーグで勝てなかった試合の記憶が甦るようで、ちょっと心配なスタートか。



早稲田さんとの試合ではシニアメンバーの出席率が高いが、この日はヤング組も4人参加で心強いかぎり。高松が先発投手に指名したのは小西〔左〕。捕手・矢野との若手バッテリーだ。小西は自慢の速球を武器に、早稲田のトップバッターで好打者・早瀬選手〔右〕をファーストフライに打ち取ると、危なげない投球で初回を無失点。


2回表のハーツはヤングが4人並ぶ、第二のクリーンアップ。ここも高松采配ズバリで、先頭の矢野〔左〕から躍動する。さすがのバットコントロールで、レフト線への二塁打で出塁すると、つづく小西〔中〕が三遊間を抜く力強いヒットで、俊足の矢野は二塁から楽々ホームイン。初回、シニアのクリーンアップがあんなに苦労したのに、若手はたった二人で先制点を取ってしまう。しかも制球力のあるサイドスローの好投手・渡辺選手〔右〕からだから、なお嬉しい。



この後もハーツ打線はつながりを見せる。小西の三盗などで、一死一三塁とすると、栄光の通算700安打に向けて視界良好の高松〔左〕が技ありの左中間タイムリーで2点目。さらにエラーで1点を追加すると、二死満塁で打席が巡ったのは4番の漢・筒井だ。初回のこともあるから、気合も違う。スリーツーからファウルで粘る粘る。ストライクを投げつづける渡辺投手も見事だが、タイミングが合ってきた筒井〔右〕は長嶋茂雄ばりに渾身のスイング。これがレフトの頭上を越える豪快な2点タイムリー二塁打となり、ハーツは信じられない得点力で5-0とリードする。


この日は序盤からとても流れがいい。そして高松監督代行は、事前に若手の小西と矢野に「今日は1イニングずつ」と宣言していたとおり、2回裏から継投に入る。その矢野〔中〕もまた素晴らしかった。なんと超省エネのたった5球で三者凡退という、これ以上ない投球で次の回の攻撃につなげる。

ピッチングがいいとバットも乗るようだ。3回表、先頭打者の矢野は、今度はライト線にぎりぎり落ちるヒット〔左〕でチャンスメイク。まさに広角打法。ここからサウスポーの黒川投手が二死を取るが、加藤〔右〕が快音高らかにレフト頭上を越える特大二塁打で1点を追加。6-0とハーツが試合の主導権を握る。


3回裏からはシニアの横井〔中〕が登板。こちらも小西、矢野の好投に感化されたか、制球良く、三球三振を含む三者凡退。とてもいい流れだ。

4回表にも見せ場が来た。この回先頭の藤本が2本目のヒットをセンター前へ放つ〔左〕。ベンチは大いに盛り上がった。そして一死後に、星野は意表を突く送りバント〔右〕。ハーツメンバーに、なかなかバントを選択するメンバーはいないが、相手に小技もあると思わせるのは大事で、貪欲に追加点を取りにいく意識も特筆されよう。ちなみに上位打線に据えられた藤本と星野は、ともにバッティングセンターでしっかり打ち込んでから球場入りしたそうだ。やはりいい打順を任されれば選手は嬉しいもの。そして責任感も増大する。高松マジックがこの日の打線に刺激を与えたことは間違いない。


5回表、一死から矢野がやわらかなバッティングで猛打賞となるレフトへのヒット〔左〕。二死となるが、矢野が抜群のスタートで三盗を決め、チャンスを広げる。ここで親友の黄〔右〕が俊足を生かしたショート内野安打で7点目。これで若手カルテットが全員安打となった。


なおもつながる打線、つづく加藤〔左〕が3回と同じように豪快にレフト越え二塁打で8点目。この日、チームで唯一2本の長打を放ち、勝負強さも見せた。そしてチャンスに強いといえばこの男。高松が両手を最大限に伸ばし高目の球にアジャストすると、これまたきれいなレフト前タイムリー〔右〕。9-0として、こんなにうまくいっていいのか、という試合展開に。


横井は3回から5回まで投げ(この試合の投手陣で最長)、4回は満塁のピンチを招くが無失点。5回も凌ぎ、3イニング無失点は合格点か。
そして6回裏、イマジネーションに満ちた高松采配が発動された。クローザーに若手の加藤〔左〕を指名したのは順当だが、サード藤本、ショート岩田という思い切った布陣で勝負したのだ。二人ともこれまでに守った記憶がほぼないのではなかろうか。それでも花形のポジションを任されて悪い気はしなかったはず。野球とは不思議なもので、代わったところに打球が飛ぶ。この回の先頭バッターは真正面のサードゴロ。ワンアウトと皆が思った瞬間、見事な?トンネルで両チームのベンチが沸く。次打者も三塁ゴロだが、アウトを取れず。二死のはずが無死一二塁。加藤にとっては登板早々、試練が待っていたが、ここから奇跡が。次打者の三遊間のゴロにショートの岩田が追いつき、三塁へ送球〔右〕、高く浮いたがベースカバーの藤本が精一杯グラブを広げてぎりぎりキャッチ。代わったばかりの二人が三塁封殺プレーをやってのけた。その後、早稲田打線が3点を挙げるが、加藤は踏ん張る(ちなみに、この回の自責はゼロ)。


最終7回裏、早稲田打線は最後の粘りを見せる。青柳選手〔中〕のレフト線への二塁打などでチャンスメイクすると、計3点。終わってみればスコアは9-6で接戦に。それでも前半の優位をなんとか保ち、南海ハーツが早稲田ベースボールクラブに勝利した。各回に見どころがあり、楽しい試合だった。7回裏までできたのだから、両チームの投手陣がテンポ良く投げた証拠ともいえるだろう。ハーツ打線はヤングが奮闘したし、藤本、岩田、筒井、高松とシニア勢も頑張った。投手陣は4人のリレーとなったが、4回までは被安打0、全員が自責0という素晴らしいピッチングだった。

早稲田ベースボールクラブさんとの野球は毎回楽しみだ。今季のシニアリーグではコールド負けだったが、実質的にGリーグ合同チームでの対戦となった8月の試合や、この試合では、互角あるいはそれ以上の戦いもできた。今後も交流を深めていきたい。いつも対戦をありがとうございます。
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